大塚駅南口の整備
“阿波踊りの地”アピール 未来会で発表 地元商店会とNPO未来が提案
豊島区の明るい未来作りの総合的な意見交換の場である第26回未来会(足立勲会長)が8月25日夜、池袋西口・ホテルメトロポリタンで開催された。出席者は未来会名誉会長の高野之夫区長、同顧問の渡辺輝東商豊島支部会長、小池ゆり子衆議、吉村辰明区議会議長、中村丈一町連会長、野村正道豊島産業協会会長、それに区内企業・団体の代表者ら40数人。
今回のテーマは、大塚駅南口の整備。席上、大塚南口の3商店街と、NPO法人未来によって計画されている「大塚阿波踊り」をもととした大塚南口と駅前大通りの整備計画がサンモール大塚商店街の荻村和一郎理事長から説明された。
それによると整備の目玉は2つ。1つは大塚阿波踊りのエネルギーを街の活性化につなげる駅前メインオブジェ。大塚阿波踊りの地のシンボルとして、また駅前の賑わいを街に誘引する装置として踊り子のメインオブジェを設置、もう1つは一体感ある街づくりを目指したストリートオブジェ。集いと癒しのある安全安心の街づくりとして阿波踊りの会場となる通りの歩道に阿波踊りをモチーフにした踊り子の障子絵を入れた行燈とベンチのストリートオブジェを21か所設置――するというもの。
大塚駅では、現在、平成21年度末を目途に南北自由通路と駅舎改良工事が進められている。その後は、JR敷地を利用した地下自転車駐車場や駅前広場の整備が予定されている。歩道拡張を含め、この計画もそれらと連動しながら24年度完成を目途に進めていくとしている。
「この計画の実現により、大塚阿波踊りの感動がいつでもよみがえってくる。この地が豊島区の名所となり、街全体に一層の賑わいが創出され、訪れたい街、住みたい街、そして文化と品格を誇れる価値ある街となること願ってやみません」と地元の方々。
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