2008年8月

第2779号 2008年8月27日号


記念すべき第1回
 国際交流団体等集う
 東京国際フェスタ


 都内で活躍する国際交流団体・NPO・ボランティアのPRイベントである「東京国際フェスタ2008」が8月23日、生活産業プラザ(ECOとしま)で開催された。

 都内には、草の根的に活躍する国際交流団体が多数存在しているが、これらの団体の共通の悩みは、活動の妨害や悪質な嫌がらせなど。これらの情報を共有し、危険を未然に防ぐとともに、団体間の人材のアウトソーシングによる活性化を図るために平成20年3月に発足したのが、「東京国際交流団体ネットワーク」である。

 また、通訳NGO「地球市民交流会」は、公共施設を利用する際や地震などの災害時に、通訳を通じて日本にいる外国人を支援する活動を行っており、平成19年7月の新潟県中越沖地震の際も5人のスタッフを現地に派遣した実績がある。

 今回のフェスタは、主にこれらの国際交流団体等の連携の強化と、団体の活動をさらに知ってもらうために企画された。また、国際交流団体だけではなく、地域で活躍するNPOやボランティア活動を行う団体等のPRや交流の場も兼ねる。今回が記念すべき第1回目のイベントとなるが、主催者側によると、来年以降も継続的に実施していくとしている。

 NPO法人「山元学校」の山元雅信氏による基調講演からイベントはスタート。会場に所狭しと椅子が並べられた中、山元氏による学校の活動や海外での経験談に、皆聞入っていた。続いて、国際・災害・人材・連携の四つのエリアに各団体の特色を活かしたブースが設置され、模擬勉強会や、ワークショップが行われた。参加者は学生や20代が多く、会場は若々しい活気に包まれていた。

 参加した地球市民交流会の李東一氏(36)は、「災害時のパニック状態の中で、いきなり団体間が連携することは難しいので、このような場を通じて普段からの情報を共有することが必要です。また、ボランティア等を担っている人たちが高齢化してきていますが、これからは若い世代の意識づくりと、人材の育成が特に大切となります」と語ってくれた。


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