振込め詐欺防止 池袋警察署管内で2件
警視庁は、8月1日より「振り込め詐欺等対策プロジェクト」を立ち上げ、池袋警察署(幕孝信署長)は管内の45機関の窓口及び担当者に振り込め詐欺の発生状況、被害実態、手口等に呼びかけている。高額の振り込みを依頼する者、ATMを操作しながら携帯電話使用者への声賭けの徹底等、照会等を呼びかけている。今回、池袋警察管内(三菱東京UFJ銀行池袋西口支店〈阿武剛二支店長〉)で2件の未然防止があった。
8月28日午前9時50分頃、自宅に息子とそっくりな声で「オレだが、酒を飲んで車を運転し、人身事故を起こした。相手に150万円支払うのでコンビニかATMに行き、指定口座に振り込んだら連絡をくれ」との電話が入った。被害者の84歳の男性は、大金だった為、窓口から振り込もうと銀行をおと連れたところ、窓口のアランダントの米江さんが不審に思い、男性行員とともに被害者に「振り込め詐欺ではないですか。息子さんに連絡を取ってください」と声をかけた結果、息子さんではなかったことが判明、振り込め詐欺を未然に防止した。
他の1件は4月にあり、警備担当の石塚さんが77歳の女性に息子さんに確認を取るようにお願いしたところ振込詐欺が判明した。
「地域の方々に協力を戴いている。これからも振り込め詐欺を未然に防止するよう図っていきたい」と幕署長は述べた。(写真:左から幕署長、阿武池袋西口支店長、米江さん、勝俣茂生活安全課長)
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