2008年11月

第2790号 2008年11月19日号


ルート、需要、スケジュールなど
 副都心開発委で報告 池袋東口LRT構想


 池袋副都心の魅力向上のためにと区が進めている池袋東口の次世代型路面電車(LRT)の整備構想策定調査の概要が11月14日、豊島区議会・豊島副都心開発調査委員会で発表された。

 調査対象ルートは都電荒川線との連携を図ることが可能な①池袋駅東口駅前から荒川線・東池袋4丁目(0.7km)、②池袋駅東口駅前から荒川線・都電雑司ヶ谷(0.8kmの2ルート。起点駅はともに明治通りの自動車交通処理、駅地下鉄通路および東西デッキなどからの利用利便性に配慮し、駅前広場に入れずグリーン大通り上に設置するとしている。終点駅までともに2駅を予定し、運行間隔はピーク時と日中は5分間隔、早朝6時台および深夜20時から23時台は10分間隔としている。

 需要予測として、荒川線に乗り入れない単独の路線の場合には、利用者数は約2,800~3,600人・日、荒川線に乗り入れる場合は焼く5,600~6,100人・日とみている。都電荒川線と池袋駅東口を結ぶLRTが整備された場合には、ヒアリング回答者の約8割が利用すると答えているという調査も。

 路線建設経費は、ルートによって異なるが、荒川線に乗り入れない場合では概ね39~61億円、荒川線に乗り入れる場合には概ね56~85億円を見込んでいる。一部高架案も出ているがそれだと20、30億円建設費が多くなる。負担額については、LRT総合整備事業の適用により、軌道や停留所などのインフラ施設は国と区で2分の1ずつ、車両を除くインフラ外施設は国が3分の1、区が3分の2、車両は国、区、軌道事業者が3分の1ずつの負担として試算している。試算の結果、LRTの事業者負担額は概ね6~10億円、区の負担額は概ね20~40億円となる。

 今年度中に基本構想の立案、来年度から基本計画の策定に入り22年度末までに基本計画決定。そのあと基本設計、詳細設計とすすみ、26年度以降、工事・運行開始のスケジュールである。


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