今年もジョイセフに リサイクルノート3万冊 印刷関連団体協
恒例の豊島区から財団法人ジョイセフ(家族計画国際協力財団)へのリサイクルノート3万冊の贈呈式が11月10日に行なわれた。
豊島区の地場産業である印刷業、これらの印刷会社が印刷を行なう過程で大量に発生する残紙を有効活用したものが、「リサイクルノート」。豊島区印刷関連産業団体協議会の会員印刷所にストックされた残紙を用いて指定の印刷所で印刷・製本されており、区は印刷及び製本費の一部を負担している。
区では平成5年から、区内印刷会社と協力し、このリサイクルノートをアジア・アフリカ・中南米などの開発途上国へ財団法人ジョイセフを通じて寄贈しており、これまでの寄贈数は15年間で延べ183カ国に約47万冊にも及ぶ(19年度まで)。自治体が開発途上国に寄贈する例はよくあるが、継続的にこれほど大量の寄贈を行っている例は全国でも珍しい。
贈呈式では、まず、豊島区印刷関連産業団体協議会の藤井壽会長から水島正彦副区長へノートと目録が贈呈された。続いて水島副区長から、財団法人ジョイセフ(家族計画国際協力財団)の高橋秀行部長へ、ノートと目録が贈呈された。
同協議会の藤井会長は「北京オリンピックの影響で残紙が中国に流れたため、今回はノートの作成に苦労しました。しかし、このような事業を行っていることを誇りに思っています」とあいさつ。
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