2009年3月

第2804号 2009年3月18日号


池袋副都心の将来像とは
 2百人参加し、公開シンポ


 公開シンポジウム「池袋から変わる!? ~駅と“まち”との素敵なカンケイ~」が3月14日 午後1時30分から4時30分、東池袋のアムラックスホールで開催された。

 シンポジウムは、①「池袋駅及び駅周辺整備検討委員会(平成19年7月発足)」が1年半にわたり検討を重ねてきた“集う。往き交かう。あふれ出す”をキャッチフレーズとした「池袋駅及び駅周辺整備計画(案)」の報告、②立教大学・慶応義塾大学学生からの提案、③「池袋駅の再生とまちの活性化」をテーマにしたパネルディスカッションの3部構成。

 会場には、池袋副都心の将来像をともに考えていこうと、約200名が集り、東西デッキ構想をはじめとする池袋副都心の都市再生を推し進める計画案に真剣に耳を傾けていた。

 豊島区長挨拶では、「日本全国に誇る大規模ターミナル駅とまちとが深く連携して、素敵なカンケイへと発展していく都市再生の流れが、まず、池袋からはじまることをイメージしている」と、このシンポジウムのテーマに込められた強い思いが語られた。

 パネルディスカッションでは、高野区長が、「池袋副都心の再生と、まちの活性化が東京全体に広がっていくことを望む。東京における池袋副都心の役割を認識しながら地域の文化資源を大切にして、多様な主体と協力してまちづくりを進めていきたい」と語った。

 また、立教大学生からは、「ハートフルな魅力にあふれみんなが歩きたくなる街“いけぶくろ”を」、慶応義塾大学生からは、「JRホームの上空にある空中がどのような資源になるか、期待している」との提案があった。

 池袋駅周辺整備の計画案では、東西デッキや周辺広場・道路等の整備など、地下・地上・上空の3層の空間にわたる長期整備イメージが提示された。“回遊と交流の中心となる池袋ターミナルエリア”の実現を目指し、平成21年度から関係者とともに、個々の整備事業の具体的な検討を進めていく。

 また、シンポジウム後半のパネルディスカッションでは、吉田信博氏(国土交通省街路交通施設課企画専門官)、渡邊輝氏(東京商工会議所豊島支部会長)、高野之夫豊島区長他3名が、コーディネータの岸井隆幸氏(日本大学教授・検討委員会委員長)の進行のもと、池袋副都心の将来像や、その中心である池袋駅とまちとのこれからのあり方などについて、力強い意見交換が行なわれた。

今回のシンポジウムの成果や、参加者アンケートの結果、学生からの提案等は、今後の池袋副都心におけるまちづくりに活かされる。


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