染井櫻開花まつり 染井銀座商店街 「桜色に輝く地域に」
染井よしのの発祥地、旧染井村・駒込の染井銀座商店街(駒込3・6・7丁目)で3月20日、7回目となる染井櫻開花まつりが開かれた。主催は染井銀座商店街振興組合(高埜秀典理事長)。
昼過ぎ、高野区長、吉村区議会議長、矢島都議ら来賓を迎えて染井コミュニティ広場(駒込6-30)でオープニングセレモニー。主催者である染井銀座商店街振興組合の高埜秀典理事長は、「昨夜、商店街にある染井よしのの桜の花が一輪咲きました。染井銀座商店街では、一足早く、開花を宣言します」と挨拶。地元の駒込小学校の児童たちによる合唱や、ロシア楽器バラライカの演奏が披露された。
商店街では、恒例となった桜の苗木プレゼントが始まると、長蛇の列ができた。この苗木は、平成15年の第1回目の祭り以来、毎年200本ずつを配布しているもの。高埜理事長は「今までに通算1,400本の染井よしのを地域の人たちに配りました。これらの桜が育って、将来的には上空から眺めた時、桜色に輝く地域が駒込だとわかるくらいにしたい。これからも、毎回苗木を配っていきます」と。
商店街のサービスセンターではソメイヨシノ桜の観光大使の宮崎彩加さん、副大使の伊地知桜さんらによって、この日解禁の日本酒「染井櫻」の試飲販売が行なわれた。この「染井櫻」は、同商店街が中心となって企画した地元ブランド酒。甘口・辛口とも評判が良く、売れ行きも好調とのこと。「染井櫻」の酒粕から作った甘酒の無料配布や饅頭、酒粕販売なども行なわれて賑わった。
今年も梅后流江戸芸かっぽれの皆さんのパレードが祭りに花を添えた。およそ100人にもおよぶ踊り手が商店街を踊りながら行進する様子は迫力満点。訪れた人たちもビールや甘酒を片手に、盛んに声援を送っていた。
日本を代表する「ソメイヨシノ」桜は、染井村の植木職人が品種改良をして作ったと言われている。染井銀座商店街は、「植木の里」として栄えた地域の歴史を掘り起こし、商店街の活性化につなげようと、平成15年から染井櫻開花まつりを開催している。
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