舞台芸術「トーキョー09秋」 出演アーティスト会見
春に続いて今年2回目となる舞台芸術の国際フェスティバル、“フェスティバル/トーキョー09秋”(会期10月23日から12月21日)の出演アーティストらによる記者会見が7月31日、東京芸術劇場で行われた。
秋は、池袋小劇場の草分け、シアターグリーンなども加わり、国内外から新作・世界初演を含む20作品を上演するほか、春に好評を博した「おやじカフェ」が東京芸術劇場に再登場、演劇、音楽、伝統芸能、美術など様々な催しがフェスティバルに華をそえる。新作・世界初演が5作品、F/Tが国内外の劇団や劇場、フェスティバルと共同制作に参加しているものが7作品。既存の作品のリクリエーションあるいは日本バージョン制作が3作品となって、作品を創造するフェスティバルを強く打ち出している。
記者会見では、プログラム・ディレクターの相馬千秋氏(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)が、春のF/Tの報告に続き秋のテーマである“リアルは進化する”のコンセプトを紹介、そして春から秋へ移行した経緯として「ひとつには、主催団体等のパートナーシップをより強化し、安定的な運営を目指しました。またもうひとつの理由は、アジアの他の都市のフェスティバルとの連携を深めていきたいとの考えからです」また、「半年に2回のフェスティバルは大きなチャレンジ、連携するプログラムと位置づけ、F/Tの進むべき方向性を強く推し進めます」と語った。
また、山海塾の天児牛大、クリス・コンデック、黒田育世、高山明、タニノクロウ、松井周、松本雄吉(敬称略)らの参加アーティストが登壇して、参加プログラムを紹介した。
【概 要】
▽会期=10月23日~12月21日
▽会場=東京芸術劇場中ホール・小ホール、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センターにしすがも創造舎、シアターグリーン、世田谷パブリックシアター
▽プログラム=国内外から舞台芸術(演劇・ダンス)作品20演目をラインナップ
▽主催=フェスティバル/トーキョー実行委員会、東京都、豊島区、東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)、財団法人としま未来文化財団、NPO法人アートネットワーク・ジャパン
▽チケット発売=9月5日(土曜日)、フェスティバル/トーキョー、イープラス、電子チケットぴあ等で取扱い予定
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