郡山の児童と交流 風船つながりの駒込小
8月7日、駒込小学校(駒込3-13-1)に、姉妹校である郡山市立高野小学校(福島県郡山市西田町丹伊田字万才光内610)から、6年生の全児童9名と保護者らが来校し、両校の交流会が行なわれた。
夏休みならではの遠方の姉妹校との交流会。初めて会う児童たちは、お互いの学校の伝統や校歌を披露しあい、ふれあいを楽しんだ。夏休み中のため、駒込小学校の6年生40名の内6名が参加した。
昭和63(1988)年、駒込小学校の開校70周年を記念して1年生の児童が、アサガオの種と手紙を結び付けて風船を飛ばした。風船のひとつが、当時接近していた台風の風に乗って遥々と高野小学校の近くにたどり着き、拾われた。それが縁で同年に姉妹校協定が結ばれた。これまで、4年生同士が総合的な学習の時間で作った作品を送り合い、作品を通しての交流を行なってきたが、今の児童がお互いに顔を合わせるのは初めて。
駒込小学校の田中信夫校長は、一昨年の駒小90周年の際に高野小学校を訪問し「高野小学校は、『滝桜』で有名な三春町に近く、ソメイヨシノ桜の発祥地・駒込にある駒込小学校には『駒桜』と呼ばれるシンボルの桜があります。両校は『桜の縁』も感じます」と。そして「作品交換という地道な交流が下地にあったからこそ、今回のような新たな交流ができたと思います。こうした縁を大切にすることで、子どもたちの人間関係が広がり、将来的にも役に立つと思います」と語っている。
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