「にゅ~盆踊り」人気 池袋西口公園に千人
えっ、これって盆踊りなの?1000人が踊る「にゅ~盆踊り」が池袋をジャックした。先月12日からワークショップが開催されていた近藤良平「にゅ~盆踊り大会」の本番が8月23日、池袋西口公園で開催された。
「にゅ~盆踊り」は、人気を誇るダンスカンパニーコンドルズの主宰近藤良平氏が、豊島区のために創作したオリジナルの盆踊り。事前のワークショップで、ワークショップ参加者と近藤氏が盆踊りを創作し、本番の盆踊り大会に臨むといった参加型のプログラム。豊島区立の劇場あうるすぽっとの企画で昨年から始まった。今年は会場を劇場から野外に拡大し、通りがかりの人も気軽に参加できるように、バージョンアップ。7月31日には巣鴨の盆踊りにも飛び入り参加をするなど、地域に根ざした活動を進めている。
この日、ワークショップ参加者170人のほか、約1,000人が参加し、太鼓の音とともに「にゅ~盆踊り」が開始されると、浴衣とオリジナルのうちわを手にした大勢の参加者が、一斉に踊りだした。やぐらの上から「周りで見ているだけの皆さんも、一緒に踊りましょう!」の近藤氏の掛け声で、盆踊りの円が次々に大きくなっていく。にゅ~盆踊りの少し変わった、踊るだけで笑いが出てしまう振り付けが、初めて出会った参加者たちの心をひとつにした。踊り手の掛け声と、笑い声が、終始会場中に響き渡った。
近藤氏の「自分の住んでいる街を自慢したいよね」という想いが込められている「にゅ~盆踊り」。踊りの力でこの街に元気を与え、色々な人が集う池袋の魅力を発信していこうという。
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