大塚阿波踊りに巣鴨小児童 “巣鴨っ子連”初参加
夏休み中の巣鴨小学校(南大塚1-24-10)で、巣鴨小児童(巣鴨っ子)46名の阿波踊りの練習が行なわれた。夏の風物詩となっている大塚阿波踊り(今年は8月26日開催)に出場するための練習だ。
「地域密着型の学校づくり」を掲げている巣鴨小は、地域文化の一つとなっている阿波踊りを、昨年の運動会から取り入れることになり、例年阿波踊りに参加している保護者の協力を得て、巣鴨小オリジナルの巣鴨っ子連による「全校阿波踊り」が完成。全校阿波踊りは保護者にも大好評で、昨年の秋には、保護者による「巣鴨っ子連を育てる会」が結成された。同会は、巣鴨っ子たちに、阿波踊りを早くマスターしてもらおうと「巣鴨っ子連体操」の創作や、運動会での鳴り物の演奏、阿波踊りの指導をしている。
また、「阿波踊りの連に入ってない子どもにも、本祭に参加させてあげたい!」との声が多数よせられたため、今年は「大塚阿波踊り」の本祭に参加することになった。
初めて参加する巣鴨っ子連は、保護者の手作りの「校章」と「巣鴨っ子連」の文字が描かれた藍染Tシャツを着て、本祭に臨む。今までは、沿道から声援を送っていた巣鴨っ子たちも、今年は、大通りで「ヤットサー、ヤットサー」と、本祭のトップバッター(17時10分~)となり踊りを披露する。
「巣鴨っ子連を育てる会」会長玉木泰司さんは、「参加することで、子どもたちが地域の人に顔を覚えてもらえる。街で会ったときに『阿波踊り踊ってたね』と声を掛けてもらえるようになる。子どもたちも『阿波踊りのおじさんだ』と話しやすくなる。そんなふうに阿波踊りが地域を一つにし、街を盛り上げていけるものになるといい」と話した。また、巣鴨小学校宮澤校長は、「全校阿波踊りが、子どもたちの阿波踊りのスタートになってくれれば良い。地域の中で地域の文化に触れながら育っていって欲しい」と話した。
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