「暴力団とは交際をしない」 暴力団追放決起大会
区民、事業者、警察、豊島区が一致団結した「暴力団追放決起大会」が9月13日、俳優の大和田伸也氏を一日池袋警察署長に迎えて東池袋の豊島公会堂で開催された。
10月1日からの東京都暴力団排除条例施行と、WHOセーフコミュニティ認証取得を目指す豊島区の暴力団排除・国際犯罪組織根絶に対する取り組みの一つで、主催は池袋地区組織犯罪根絶対策協議会、豊島区、池袋・巣鴨・目白警察署。
大会には会場いっぱいの約1000人が参加し、「暴力団追放」の共通認識を再確認。主催者を代表して、高野之夫豊島区長は、「地域の皆様と緊密な連携をとっていくことが大切だと思う。今後とも安全・安心のまちづくりにご協力賜りたい」、また池袋地区組織犯罪根絶対策協議会会長の齊木勝好氏は、「暴力団排除条例の施行で反社会的輩は社会から追放されることは必定ですが、万が一わが街に想定外の事案が発生した場合は、住民、商店街、企業、大学、そして行政と地域連携することで一致団結しわが街を守り抜く覚悟です」、駒村雅仁池袋警察署長は、「池袋の街を今以上に健全で、豊な街にしていくためには、うごめいている反社会的勢力の根絶が不可欠であり、『暴力団等と交際をしない』という固い決意が必要であります」とあいさつした。
この日は池袋地区組織犯罪根絶対策協議会による暴力団追放宣言、民事介入暴力対策の第一人者である弁護士の長尾敏成氏による特別講演、そのあと立教大学応援団・吹奏楽部のリードで一日池袋警察署長となった大和田伸也氏らが横断幕を掲げながらグリーン大通りを参加者とともにパレードをしながら、暴力団追放を訴えた。
豊島区は一昨年、「豊島区生活安全条例」、「豊島区営住宅条例」、「豊島区立福祉住宅条例」、および「豊島区立区民住宅条例」を改正し、暴力団排除条項を盛り込んだほか、豊島区発注の契約や区営住宅等の暴力団排除を目的とした警視庁との合意書を締結している。
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