2011年11月

第2920号 2011年11月2日号


第3回大塚商人まつり
 2日間ともに“大盛況”
 被災地からの出店も大人気


 大塚の街を代表する商業イベント「大塚商人まつり」は今年も大盛況――。10月29日、30日に大塚駅南北広場で、「東日本大震災復興支援」「豊島区商店街連合会創立60周年記念」の二つの冠をもって、第三回「大塚商人祭り」が盛大に開催された。主催は大塚商人実行委員会(サンモール大塚商店街(振)、大塚駅南口盛和会、大塚商興会、南大塚商店街(振)、大塚北口商栄会、折戸折り商栄会)、後援は豊島区、豊島区商店街連合会。

 初日の10時から70人の来賓を迎えて北口前でオープニングセレモニー。はじめに区商連の足立会長、菊池実行委員長の挨拶、来賓として高野豊島区長より「商人祭りが似合う町、大塚」の挨拶、そして里中豊島区議会議長、豊島区町会連合会中村会長、東京商工会議所豊島支部鈴木会長、衆議院議員江端貴子議員、小林興起議員、都議会議員長橋桂一氏の挨拶と、区議のみなさん、町会長のみなさん、豊島区関係の皆さんの紹介、そして荻村副実行委員長による開会宣言「がんばろう日本」の全員コールのあと、テープカットで大塚商人祭りが賑々しくオープンした。

 第1回から実行委員長を務める菊池章二氏はオープニングセレモニーで次のようにあいさつした。

 「本日は第三回大塚商人祭りに、豊島区長さん初め、多数ご来賓の皆さまに出席いただきありがとうございます。

 今回の第3回は、特別な開催なり、ご来賓の皆さまの、お一人お一人に大変なご理解とご協力を頂きました、重ねて御礼申し上げます。大塚の商人祭りは、『新しい大塚が、始まります』のタイトルで、自由通路開通と一緒にスタートし、今回は区商連60周年記念ということで、皆様のご協力をいただき全60ブースを超える大きなイベントになりました。

 また東日本大震災に対しての応援として、宮城、福島、岩手県の商人の皆さまにも多数参加していただきました、さらに、山形、秋田、長野、岐阜、栃木、埼玉県の皆様にも参加していただきました、本当に遠くからありがとうございます、そのためにも今日晴れたのは、最高にうれしいことでございます、昨年は初日台風でした、各県から参加の皆様には、遠くからトラックで、参加して頂いていますので、雨では主催者として大変申し訳なく、本当に感謝です。

 震災支援ですが、今日は実行委員会としては募金箱は何処にもありません、ただ、今日、明日は、宮城、福島、岩手の商人のみなさんが、この大塚の地に、直接来ていただいています。私も何回か被災地に行きましたが、3県以外の、栃木県さんも、かなり被害を受けています、ということで、皆さまには各県のブースによっていただいて、応援していただければと思います。この商人祭りの2日間は、この大塚の地元で、私達が直接応援でき、又気持ちを、伝えられます、私達も大塚で県の皆さんと一緒に、商売できる楽しさと、商人の連帯感をと、思っています 。もちろん、地元大塚の商人ブースも美味(おい)しくて、楽しいブースがたくさん出ています、どうか2日間時間の許す限り、この商人祭りで楽しい時間をすごしていただければと思います。私達は、この大塚商人祭りのエネルギーを元に、3年間を目標に、より強い南北商店街を目指し、味わいのある町、大塚にしたいと考えています。ご来賓の皆さまにはよろしく応援のほどお願い申し上げます」。

 この開催の前の10月20日には大塚の南北商店街と今回の商人祭りで使える商品券が1000万円分販売されて一日で完売とのことであった。

 菊池実行委員長の挨拶の中にあるように、今回は「宮城」「福島」「岩手」の3県を招待して、さらに山形、秋田、長野、岐阜、栃木、埼玉県が参加、そして地元南北大塚の商店街と60ブースを越える規模での開催でされ、南北通路から南口の各県のブースの物産展はどこも大変な人気で2重3重の人の列、翌日の午後にはほとんど全店完売の札が出る盛況であった。地元商店のブースも翌日の2時ころには各店売り物がなくなってしまう盛況であった。

 格安のステーキの店、大阪焼きの店などあっちこっちで行列を作っているブースがたくさんあり、又焼き鳥屋さんは注文に間に合わず汗だくで焼いて、煙がもうもうで、これも大変。作りたての100円お汁粉は今年も大人気。会場では珍しい婦人服、子供服ブースが以外に人気で売れていたのにはこれもびっくり。さらにスポーツクラブの体脂肪を測るブースが人気。食べ物以外も大賑わいだった。会場内のベンチには焼きそばを、お汁粉を、ステーキを、-焼き鳥をといろいろ食べるお客さまで席を増やしても増やしても満席の状態だった。

 今回は初めてJR東日本のブースが参加。「子供駅長制服の写真撮影会」は大好評で、制服を着た子供は周りの笑顔の親とは違い、緊張しまくり、藤原駅長が一生懸命笑わせる仕草が又楽しい光景。これは素晴らしい企画でJRと利用者との距離がこの日は縮まった感じ。

 さらに南北の広場ではイベントが両日とも開催され、初日の毎回大人気の文京高校吹奏楽部の演奏から、和太鼓、ギター、阿波踊り、よさこい、さらに区民広場の催しが行われ、これも観客席はいつも満席。

 最後に東京太鼓、そして獅子舞、獅子が楽しく銜えさせていただいたものは義援金として実行委員会がお預かりして被災地へ、これも突然の企画ですばらしかった。

 2日間嵐のような楽しい催しで「大塚商人祭り」は大成功のもと終了した。菊池実行委員長は「震災被災の宮城、福島、岩手のみなさんにはおコメから、お酒、野菜、お菓子とみんな完売していただいて本当に良かったです。大塚からの東北支援、そして風評被害払拭の目的も達せました、皆様には感謝です。ありがとうございました」、さらに笑顔で「誤解しないでください、こんなに売れても実行委員会の儲けにはならないんですよ、我々はこの盛大の中いつもピーピーしています(笑)。実行委員の商店街は奉仕の精神、でもこれだけ多くの区民のみなさん、参加ブースのみなさんに、喜んでいただければ、目的も達成で最高です。明日からこのパワーを自信にして我々商店街はがんばります」としめくくった。大塚の街の皆さん、来年もより盛大な大塚商人まつりを期待してますよ。


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