美しい街池袋大作戦 北口に路上美術館 少年野球チームと大学生が協力
「池袋3Kイメージ」の象徴でもあった池袋北口のブロック塀が路上美術館に生まれ変わる?!少年野球チームや地元大学生らが参加して、池袋駅北口・東武東上線沿いブロック塀140メートルをペンキで塗り替える「美しい街池袋11・6大作戦」が11月6日に行われた。
池袋駅の東西南北それぞれにある出入り口の中でも開発が遅れている北口は、「暗い」「汚い」などのマイナスイメージが強く、治安上も環境改善が永年の課題となっている。特に、北口出口から東武東上線の線路沿いに続く黒ずんだブロック塀は、そうした北口のマイナスイメージを際立たせる大きな要因となっていた。
豊島区では、WHOセーフコミュニティの来年度の認証取得に向け、安全・安心のまちづくりを進めており、「繁華街の安全」は、その重要なテーマの一つに掲げている。そうしたことから、区と池袋警察署が連携し、東武鉄道株式会社の協力により、北口の環境改善の具体策として、ブロック塀を活用した「池袋北口路上美術館」を開設することとなった。
「美しい街池袋11・6大作戦」は、この北口路上美術館開設の準備として、汚れたブロック塀にレンガ色のペンキを塗って、明るい展示スペースに変身させようというもの。
この活動には、池袋警察署、豊島区職員の他に、少年野球チームなど約70名が参加。5班に分かれ、各々ペンキやロールブラシを手に取り作業を開始。ロールブラシで全体を、はけで細かい部分を塗り、約2時間にわたり丁寧に作業が行なわれた。作業に携わった少年野球チームイーグルトシマの監督の下澤さんは、生まれ変わってゆくブロック塀を見ながら、「子どもたちも積極的に参加してくれている。まちがきれいになってくれればいいなと思う」と話し、大原学園の藤本さんは、「小さなことからでも少しずつ活動していくことで、きれいなまちになっていくのでは」と話してくれた。
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