大掛りな帰宅困難者訓練 都・埼玉県合同 池袋駅周辺で2500人参加
東日本大震災により多くの帰宅困難者が発生した状況を踏まえ行政及び民間事業者を中心に社会全体で取り組む一連の対策を検証するため2月3日午前、東京都、埼玉県と合同の大掛かりな帰宅困難者対策訓練が池袋駅周辺で行われた。東京駅周辺、新宿駅周辺でも同時に行われた。
豊島区での訓練には鉄道事業者、デパート・ホテル等集客施設事業者、商店会、経済団体、学校、ライフライン事業者、警察・消防、東京都、豊島区など約2500人が参加。M7.3、震度6弱以上の首都直下型地震で鉄道などの交通機関運航停止、池袋駅周辺に大量の滞留者が発生した想定で、地震発生時の初動対応訓練、一斉帰宅の抑制、帰宅困難者支援、帰宅支援――など訓練した。訓練結果は23年度中に策定される豊島区帰宅困難者対策計画に生かされることになる。
とくにコンビニエンスストア等の災害時帰宅支援ステーションを活用した埼玉県と連携した池袋西口公園から埼玉県危機管理センターや新座市役所まで徒歩約4時間の徒歩帰宅訓練や民間事業者による一時滞在施設の運営訓練などたくさんの報道陣の注目を集めていた。また東口パルコ前には地元商店街の関係者らによる情報ステーションが設けられ、帰宅困難者などの誘導・案内にあたっていた。
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