区、3警察署と相互連携 セーフコミュニティで合意書
豊島区と区内の池袋警察署、巣鴨警察署、目白警察署の3警察署による「豊島区『セーフコミュニティ』事業の推進に関する基本合意書」の調印式が2月7日に豊島区役所で行われた。
調印式では、豊島区長、池袋警察署長、巣鴨警察署長、目白警察署長がそれぞれ合意書に署名を行った。締結にあたり、高野之夫区長は、「セーフコミュニティの認証取得に向け、先日行われた本審査では高い評価を受けた。また、朋有小学校ではセーフスクールの取り組みも行なっている。将来のセーフコミュニティの担い手として、子どもたちも含め行政も警察も地域も皆が連携して、安全安心まちづくりに取り組み、犯罪被害を減らしていきたい」と語った。
基本合意の内容は(1)犯罪抑止対策及び有害環境浄化活動の推進、(2)子ども・女性が被害に遭わないための対策の推進、(3)災害に強い街づくりの推進、(4)暴力団排除対策の推進、(5)交通事故防止対策の推進、(6)テロを許さない街づくりの推進、(7)相互連携の強化。
繁華街「池袋」を抱える豊島区では、日頃から地域住民と区・警察とが協力し環境浄化パトロールを行い、暴力団追放豊島区民決起大会を共催するなど、警察との緊密な連携を図っている。また、現在、区は安全・安心都市の世界基準であるWHO協働センターの「セーフコミュニティ」認証取得に取り組んでおり、今回の基本合意書の締結は、「日本一安全・安心なまち」の実現に向け、より一層の連携強化を目的としたもの。
行政と警察署が、個々の案件で合意書を締結する例はあるが、今回のように「安全・安心まちづくり」を目的に包括的な相互連携の合意を行うことは都内初であり、全国的にもあまり例がない、という。
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