「新たな公共」PR 過去最高800人の人出 社会貢献活動見本市
豊島区内等で活動するNPО法人が集う恒例の社会貢献活動見本市が2月4日、西池袋の豊島区立勤労福祉会館で開催され、11時のオープンと同時に会場内は来場客であふれ、終日熱気に包まれた。
豊島区・としまNPO推進協議会・区活センター運営協議会が主催するこのイベントは、6回を迎え、今年は大会議室に加え、第七会議室に会場を広げて、内容を充実し開催された。
地域社会の問題に取り組む社会貢献活動団体のパネルが会場内にずらりと展示され、来場者は過去最高の約800人。高野区長、衆議院議員、都議会議員、区議会議員、区役所等各方面から来場し、約50団体のNPOやCSR企業のパネル展示を熱心に見て歩いた。 当日は「としまの記憶」映像コンテストも同時開催された。
ステージでは、ミニセミナー「自転車で安全に走るために」〔講師・自転車活用推進研究会 小林成基理事長〕と、「まちづくりは『みどり』をつなげることからチャレンジ」と題して、ゼファーまちづくり石森宏理事長と日本トピアリー協会 宮崎雅代理事長が、池袋西口公園の緑化を中心として豊島区内に緑のまちづくりを提案し、好評を得た。その他に、東京音楽大学の学生によるミニコンサートや、子どもたちの歌やダンスが会場内の人々をなごませた。
また、「東日本大震災から一年~我々は何を行動し、今後どの様に復興支援に携わっていくのかを考える~」というテーマで4階で開催された記念シンポジウムはUstreamで配信され、6階のメイン会場内のスクリーンにも映し出された。豊島区企画課長小澤弘一氏、大正大教授宮崎牧子氏、NPOささえ手代表斉藤美和子氏、SAVE IWATE東京支部代表佐々木敦斗氏が復興支援への具体的な取り組みについて発表し、参加者は熱心に聞き入っていた。
第二部の交流会では120人をこえる参加者で会場は名刺交換等でネットワーク交流が盛んであった。パネル展示の優秀団体には、協賛企業18社による数々の賞が与えられた。各賞の目玉である「活動資金3万円」はNPOささえ手、「活動資金2万円」はNPOでもくらしぃ・大正さろんが獲得し、会場は多いに盛り上がった。
主催のとしまNPO推進協の代表理事、柳田好史氏は「今年も各方面からのご支援で大盛況であったが、来年は豊島区政八十周年記念の年でもあり新たなる公共の担い手である我々の活動を広く広報すると共により一層ネットワークの拡大と協働に拍車を掛けたい」と今後の抱負を語った。
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