規制値大幅に下回るセシウム検出 給食の放射性物質測定
豊島区は、区内認可保育園・区立小中学校の給食への信頼と保護者の安心を得るために、全校(小学校23校、中学校8校)、全園(33園)を対象に、給食の放射性物質測定の独自調査を昨年10月から順次実施しているが、2月実施分の小学校5校、中学校2校、保育園8園を対象に行った検査を公表した。
それによると結果はいずれも「検出せず」であったが、保育園2園の牛乳から、検出下限(測定機器で検出できる最小値)を超える微量のセシウム137が検出された。
これらの数値は、牛乳・乳製品の放射性セシウムの暫定規制値(200Bq/kg)を大幅に下回っており、また、厚生労働省が、昨年12月にまとめた食品中の放射性物質の新たな基準値案(平成24年4月施行予定)における「牛乳」及び「乳児用食品」の基準値案(50Bq/kg)をも大きく下回る値だが、念のため、同一メーカーの牛乳を納入している他の保育園を含めた17園について、当面の間、集中検査を実施するとしている。学校給食用は市場ルートとは別ルートで一括納入されている。
先月1月までの検査結果は(小学校14校、中学校5校、保育園17園)は、いずれも「検出せず」(定量下限値の20 Bq/kg未満)であり、かつ、検出下限(測定機器で検出できる最小値)の参考値を超える数値も検出されなかった。
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