劇場通り延伸を要望 池袋と池袋本町が結束して都庁へ
池袋西地区開発委員会(星明良委員長)、区政連絡会第11地区(田中幸一郎委員長)、区政連絡会第3地区(春田稔委員長)など3団体の役員ら十数人が4月27日、東京都庁を訪れ都市整備局長に面会、都市計画道路補助73号線(池袋西口・劇場通り)の川越街道から東武東上線下板橋駅まで、また池袋消防署前から目白通りまでの延伸を強く要望した。
長橋桂一、矢島千秋、泉谷剛の各都議、地元町会長でもある村上宇一区議、西山陽介区議、山口菊子区議、堀宏道区議らも同席し、73号線の早期整備についての要望書を提出するとともに、道路整備にかける地元の熱い思いを直接、飯尾豊都市整備局長に伝えた。それに応えて都側は「3・11の大震災以降、災害に強い街づくりの面からも道路整備は重要であると考えています。73号線についても木密地域整備のなかで、とくに緊急に整備する地域と位置付け、延焼遮断帯等の整備、そして安全安心の街づくりを積極的に進めていく計画です。今後、皆さまと街づくりの調整を図りながら検討してまいりたい」と、極めて好感触であった。
この補助73号線の延伸については、これまで池袋西地区開発委員会の星委員長らが中心で運動を続けて居ていたが、今回地元である池袋本町の全町会が結束して足並みをそろえたことで、区の積極的な後押しもあり、これまでより一歩進んだ新たな展開が期待できよう。
補助73号線は、本来は新宿西口小田急前の道路とつながると同時に池袋西口を通り、十条駅西口、赤羽駅西口に至る道路だが、豊島区内においては、北は川越街道、南は池袋消防署で中断している。川越街道から下板橋駅までの800メートルが完成すると、その先は一部完成していることから中山道まで開通することとなり広域避難場所の西が丘サッカー場に極めて近くなる。また目白通りまでの約750メートルの延伸により、池袋という世界第2位の巨大ターミナル利用者の避難・帰宅経路の確保につながるなど防災面から安心安全の街づくりに大きく貢献するとしている。昨年12月に豊島区議会で早期着工についての請願が採択されている。
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