自転車用ヘルメットに補助 13歳未満の幼児・児童対象
区内在住、在園、在学の13歳未満の幼児・児童が使用する自転車ヘルメットを購入する際、保護者に2,000円を補助する区の制度が5月7日から始まった。
豊島区内の交通事故のうち、自転車が関係する事故は全体の半数近くを占め、その中でも、子どもは自転車乗車中の受傷割合が高い傾向にある(平成22年警視庁交通部「東京の交通事故」より)。また、区立の小学校を対象としたアンケートでは、週4回以上自転車に乗る子どものうち、ヘルメットをいつもつけている子どもの割合は約8%にとどまっている。平成20年の道路交通法改正により、13歳未満の子どもが自転車に乗る場合はヘルメットを着用させることが保護者の努力義務となったが、その認知度は平成22年区立駐輪場利用者アンケートよると4割ほどだった。
こうした現状と課題を踏まえ、豊島区では、ヘルメットの着用率を上げ、自転車での転倒事故によるけがから幼児・児童を守るためこの事業を実施することになった。
この制度は、自転車商協同組合豊島支部に加入する区内18の自転車販売店でSGマーク付きの子ども用自転車ヘルメットを購入する際に、店頭で配布している割引券を利用すれば、最高2,000円を差し引いた額で購入でき、その補助額を区が組合に補てんするもの。補助は子ども一人につき1個まで。
今年度は区内対象年齢の1割をカバーする2,000人分を見込んでいるが、来年以降も継続して実施し、順次着用率の向上を図っていくとしている。
»» BACK
|