西武線沿線サミット開催  秩父市、飯能市と結束 西武鉄道も参加
 
 西武線・西武秩父線のそれぞれの起点・終点である豊島区、埼玉県飯能市、秩父市の3自治体による広域的な連携の輪を広げようと5月20日、「西武線沿線サミット」が豊島区、飯能市、秩父市の3自治体の首長と西武ホールディングス社長らが参加して飯能市にあるヘリテイジ・リゾーツ飯能で開催された。 
 
 観光、文化、教育、産業、環境など幅広い面で交流するとともに、それぞれの自治体の魅力を内外に発信するような取り組みに発展させることを目的としている。 
 
 高野区長は「秩父市と豊島区が姉妹都市となってからちょうど30年になります。少年野球、ゲートボールなどさまざまな交流を重ねてきましたが、より交流を深めてゆくためにも、西武線でちょうど中間にある飯能市とも交流を深め親密になることが大切です。秩父、飯能ともに素晴らしいお祭りや伝統がありますので、ぜひ広めてゆきたいです。今回のサミットを通じてより結びつきを強めて互いに魅力ある街つくりに力をあわせてゆきたい。また埼玉から約100万人が東京に来ていることを考えると、豊島・池袋の発展のためにも今後は東上線沿線の川越市、そして埼京線沿線との交流も積極的に進めていきます」と話している。 
 
 サミットでは、パネルディスカッションが開かれ、豊島区長の高野之夫氏、埼玉県飯能市長の沢辺瀞壱氏、秩父市長の久喜邦康氏、西武ホールディングス社長兼西武鉄道会長の後藤高志氏が参加し地域活性化をテーマに議論が展開された。 
 
 その後、3区市によって「西武線沿線地域の活性化に関する相互協定」が締結された。協定の第一弾としては、サミット提携を広くPRするため各自治体で開かれるお祭りやイベントの場を活用して都市間交流を進めるとしている。
 
 
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