現庁舎周辺街づくり 考える会が提言書
現庁舎周辺街づくりワークショップ結果報告会が5月26日、東池袋の区民センターでひらかれた。区役所の移転にともない、地元の商店会、町会が中心メンバーとなって「現庁舎周辺街づくりを考える会」(堀口昌利会長)が発足、昨年3月から立教大・平成帝京大の学生を交えてワークショップなど行いながら検討を重ねてきた結果を一般傍聴を入れて報告したのち、その場で高野区長に提言書として手渡した。
区は25年度末までに新庁舎建設の財源として区役所本庁舎、分庁舎A・B館および公会堂敷地を民間業者に定期借地権で貸し付けることになっており、考える会では、今回の提言がその業者選定につながることを強く望んでいる。
報告会には、考える会会員、ワークショップ参加の学生らふくめて40数人の参加、古坊、星、竹下、渡辺、永野の各区議も。学生、考える会の提言はともにサンシャイン60階通りからサンシャイン通り、明治通りまでの区役所横の通りを魅力的に整備し、60通りの人の流れを呼び込み、回遊性のある地域を目指している。考える会ではそれによって民間開発業者の積極的な参入を促そうというもの。
堀口会長は「会員だけでなく地元住民や若い人の意見も充分に取り入れて提言をまとめました。いまは人の通行は多いように見えますが、我われはお金が回らなくてとても厳しい。我われの思いを受け止めて、スカイタワーやヒカリエ、丸の内に負けない、世界に誇れる開発にしていただきたい」とあいさつ。
また高野区長が、保健所そばのアニメイト、ひかり町跡地のボーリング場ビル、60通りの映画館跡地ビル、りそな銀行跡地ビル、栄真パーキングなど建設中あるいは開発予定の図をしめしてこの地区の街づくりについて熱っぽく説明した。
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