“サリーちゃん”は豊島区民 特別住民票発行してPR
「魔法使いサリー」「バビル2世」「仮面の忍者赤影」は豊島区民です――。豊島区は区制80周年を記念して、豊島区千早に45年間住んだ、マンガ界の巨匠・横山光輝氏の代表作のうち「魔法使いサリー」「バビル2世」「仮面の忍者赤影」の3主人公に特別住民票を発行することにした。希望者はだれでも購入できる。
発売は7月2日から「魔法使いサリー」、8月1日から「バビル2世」、9月3日から「仮面の忍者 赤影」となっている。1部400円。仕様はA4サイズ・カラー。発売期間は平成29年3月31日までの5年間。販売窓口は区文化観光課、区行政情報コーナー、区立郷土資料館、雑司が谷案内処など。特別住民票売り上げの一部は、東日本大震災の義援金として被災地に寄付し、復興支援を同時に行うとしている。
発売を前にマンガによる街づくりに力を入れている東京商工会議所豊島支部(鈴木正美会長)NPOアーバンクリエイト21のメンバーが6月28日、豊島区役所を訪れて特別住民票とセットで販売するオリジナルクリアファイルの無償提供と高野区長とともにPRのための記念撮影を行った。
区担当者は「横山氏の作品のさらなる普及とともに全国マンガファンの皆様に、豊島区が横山先生ゆかりの地であることを広くPRしていきたい」としている。また今回各キャラクターを登場させたオリジナルデザインの区職員用名刺も制作した。
横山光輝氏は、45年間豊島区千早に住み、代表作となる『鉄人28号』、『伊賀の影丸』、『魔法使いサリー』、『仮面の忍者赤影』、『ジャイアントロボ』、『コメットさん』、『バビル2世』、『三国志』などを描きあげた。豊島区では、このことを区の文化資源として広く周知するため、横山作品を管理する光プロダクションの協力を得てさまざまな事業を展開してきている。
»» BACK
|