2013年2月

第2977号 2013年2月13日号


1,022億48百万円
 過去最大の総予算規模
 平成25年度豊島区予算 15日から豊島区議会定例会


 来年度の予算などが審議される15日からの平成24年第1回豊島区議会定例会を前に平成25年度豊島区予算案が発表された。

 それによると、豊島区の来年度の一般会計当初予算規模は、1,022億48百万円、前年度に比べ30億58百万円の増、3.1パーセントのプラスで2年ぶりの増加となった。

 内訳は人件費205億68百万円(対前年度比1.1パーセント減)、事業費680億25百万円(同2.2パーセント増)、投資的経費136億55百万円(同15.5パーセント増)で、特別会計(国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険事業会計)を含めた財政規模は1,549億68百万円で前年度当初予算と比べて2.9パーセント増の過去最大の総予算規模となっている。

 区は今回の予算編成にあたって「先行き不透明な経済状況のもと、歳入の根幹をなす特別区民税や特別区財政調整交付金が大きく回復していない状況にあっても、喫緊の区民需要に可能な限りこたえるとともに、将来に向けても健全財政を堅持する」ことを基本にしたとし、「新たな区民要望に可能な限り積極的に応えながら、震災を契機とした防災対策の強化、区民生活にとっての喫緊の課題である、福祉、健康、子育て、教育等の施策の充実に、そしてWHOセーフコミュニティの認証取得を踏まえ、施策の集大成としての『安全安心創造都市』の実現に重点的に取り組んでいる。また、27年度にかけて新庁舎をはじめとする豊島区の未来を担う基盤となる重要施設の建設が目白押しであり、25年度以降の3年間の投資的経費の増加に、計画的に対応してゆく」との方針をしめしている。

 予算の特徴は①財源対策を半減させた(未だ歳入の大幅な回復が見込めない中、財政対策として4年連続して財政調整基金の取り崩しを余儀なくされたが、総点検を含む財政健全化の努力と財政調整交付金の見込み増により、その繰入額は前年度繰入額19億円を半減、9億円台にすることができた)。

 ②財政健全化をすすめることにより新たな施策を展開(引き続く人件費・公債費の削減により義務的経費を5億円減少させるとともに、総点検による改善・見直しの効果を反映させることにより、防災や教育、福祉・健康対策など、「安全安心創造都市」に欠かせない分野について、148事業・32億円にのぼる新規・拡充事業を計上)。

 ③10年先の豊島区の将来に向けて計画的に投資(木密地域不燃化10年プロジェクトへの着手とともに、学校、新庁舎、西部地域複合施設など、豊島区の未来を拓く施設建設が山場を迎えている。15年ぶりに130億円台となる投資的経費に対し、基金繰入を22億円増加させることなどでカバーする一方、次年度以降に備え、計画的に基金積み立てを12億円増やした)。

 別表は当初予算規模の推移、特別区税の推移、23区の貯金と借金である。

 また予算案重点事業として31事業が示された。内訳は「安全安心都市」の基盤整備9、セーフコミュニティの継続展開9、オンリーワンの文化都市づくり4、福祉・健康4、環境2、子ども・教育3――事業となっている。(重点事業の詳細は次号に)


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