法明寺の桜と雑司が谷 ボランティアガイド「としま案内人」
江戸時代からの桜の名所・法明寺と雑司が谷をめぐる「法明寺の桜と雑司が谷の歴史散策」が3月30、31日に、ボランティアガイド「としま案内人 雑司ヶ谷」によるガイドツアーとして開催される。時間は午後1時から3時30分。
開創約1200年、現在の寺号に改めてからも約700年の歴史がある雑司が谷の威光山法明寺は、参道の両側にソメイヨシノが植えられており、その見事な桜並木は江戸時代から花見の名所と言われている。江戸時代中期に描かれたとされる絵巻「武蔵国雑司谷八境」にも「眺望に 寺領もつかん はなの山」と詠われ、その歴史の長さを物語っている。
今回の散策コースでは、法明寺のほか、大鳥神社、雑司ヶ谷霊園にある夏目漱石や竹久夢二の墓などを巡る。通常行われていない「雑司が谷鬼子母神堂の特別拝観」もあり、鬼子母神堂に収蔵されている東京都重要文化財指定の絵馬の拝観など、とても希少な体験ができる。
ボランティアガイド「としま案内人 雑司ヶ谷」は、自分たちの大好きな街を自分たちで紹介しようと、「雑司ヶ谷ボランティアガイド養成講座」を修了したメンバー24人が平成23年11月に設立した。「わかりやすい」「初めて知ることがたくさんあり、とても良かったので、また参加したい」と参加者から好評を博し、平成24年6月から平成25年3月の間に、一般ガイドや雑司が谷七福神めぐりなどのイベント、地元の日本女子大のワークショップ、豊島区職員研修、社会科見学などのべ約800人を案内した。
このたび、「としま案内人 雑司ヶ谷」は、雑司が谷の名所を紹介したガイドマップを5,000部発行した。このマップにはイラストと写真がふんだんに使用されており、楽しく雑司が谷の見どころをめぐることができる。理解をより深めるためには、マップに折り込まれている申込書で、雑司が谷案内処(電話6912-5021)へ10日前までに申し込めば、ボランティアガイドの説明を聞きながら散策ができるのでおすすめ(2人以上から受付、資料代として1人につき300円必要)。なお、ガイドマップは雑司が谷案内処、雑司が谷鬼子母神堂や区内施設等で配布しているほか、ボランティアガイドの申込書は、「豊島区公式ホームページ」からもプリントできる。
「としま案内人 雑司ヶ谷」代表の小池陸子さんは、「雑司が谷は、江戸時代から鬼子母神様へのお参りをはじめ庶民の楽しみの場でした。雑司が谷ならではの歴史・文化について、又お客様のご要望に応えて、地元ならではのエピソードを交えてご案内をしております。」とわがまちの散策を呼びかけている。
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