東京都議選 6氏立候補で混戦模様 23日投票 区民の関心は今ひとつ
主要政党が夏の参院選挙の前哨戦と位置付けている東京都議会選挙が14日公示、23日の投票に向けて各候補が熱い選挙戦を展開している。
豊島区では定数3に現職2人、新人4人の次の6氏が予定通り立候補した。
▽長橋桂一(ながはし・けいいち)、56歳、現、公明党、都議会議員③。
▽古坊知生(ふるぼう・ともお)、46歳、新、無所属・みんなの党推薦、政治団体役員、前区議会議員。
▽米倉春奈(よねくら・はるな)、25歳、新、日本共産党、政党職員。
▽泉谷剛(いづみや・つよし)、47歳、現、民主党、都議会議員②。
▽矢島富美(やじま・ふみ)、53歳、新、日本維新の会、私立幼稚園園長。前都議の矢島千秋氏夫人。
▽堀宏道(ほり・こうどう)、48歳、新、自民党、政党支部役員、前区議会議員。
国政の力関係がかなりはっきりと投票に現れる豊島区だが、今回は争点がしぼりにくく有権者の関心は今ひとつ盛り上がってはいない。いろいろな人間模様が入り組んだすえの今回の立候補者、1強のあとをおう5人という図式だが、全区的に名前を知られている候補は現職くらいで、低投票率だともしかするとというハプニングがありえる。いずれにしろ東京都とのパイプは予定されている木密地域解消などこれからの豊島区づくりにとって最重要、都議会議員の活躍が必要だ。区民のために働く仕事ができる候補者を見極め、育てていくことが区民のつとめだ。23日までじっくりと見比べて、投票所に足を運んでほしい。
ちなみに昨年暮れの衆院選での豊島区の比例選(投票率約60%)は、自民党(34,162)、日本維新の会(24,163)、民主党(19,617)、みんなの党(14,666)、公明党(11,522)、日本未来の党(10,158)、日本共産党(10,112)、社会民主党(2,746)、新党改革(1,980)、幸福実現党(301)。いわゆる第三極の伸びが目立ったが、その第三極も息切れして、今回の状況とはかなり違っている。
前回4年前の都議選は、定数3に5氏が立候補。実際には民主、公明、自民、共産の有力候補4人が激しい選挙戦を展開。豊島区の投票率は約53%で、強い追い風を受けた民主の泉谷剛氏が45,116票でトップ当選、自民の矢島千秋氏24,049票、公明の長橋桂一氏22,052票で当選。共産の吉良よし子氏は17,863票。幸福実現党の候補者は1,647票だった。
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