夕焼けこやけ隊に大学生ボランティア
都内有数の繁華街を持つ豊島区の安心・安全の確保や環境浄化を目的に、平成16年7月に結成された区職員有志ボランティアによる地域パトロール活動「夕焼けこやけ隊」に、地元の大学生が特別参加し、職員とともに住民に挨拶や声かけをしながら防犯・防火を呼びかけた。
6月12日に行われた活動には、地元・帝京平成大学の学生14人が参加した。職員・学生総勢39人は、上池袋・池袋本町方面、池袋方面、南池袋方面、北大塚方面の4班に分かれ、午後6時に区役所を出発し、誘導棒を手に、ひったくり・空き巣・不審者情報等の多い地域や裏道を重点的にパトロールした。学生たちも初めは遠慮がちだったが、次第に「こんばんは」「暗いので気をつけてください」などの声かけを進んでするようになり、声をかけられた通行人からは、「こんばんは」とあいさつや会釈を返してくれる人も。
学生からは、「楽しい」、「意外と細い道も多い」などの声も聞かれた。この日参加した、ヒューマンケア学部柔道整復学科1年生の中道祥生さん(19)は「池袋は都会だが、裏道など不安を感じるところもあったので、パトロールを通して安全なまちをつくることに自分たちも貢献したい」と、また同学科1年生の新倉千秋さん(18)は「暗い道が思っていたよりも多かった。このようなパトロールを継続して行なっていけば犯罪も減るのでは」と語った。
帝京平成大学は平成20年4月に池袋キャンパスを開校し、地域に開かれた講座(としまコミュニティ大学)を開講するなど、地域への貢献活動を積極的に行っている。今年度の「夕焼けこやけ隊」には、7月17日までの毎週水曜日、計103人の学生が6回に分かれてボランティアで参加する。
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