大塚の元気が一堂に 大塚商人まつり大盛況
新しい駅ビルが出来て商業地域としての形が整った感のある大塚の街を代表する商業イベントとしてすっかり定着した「大塚商人まつり」が東日本大震災復興支援と、大塚駅南北自由通路開通5周年を記念して、10月26・27の2日間、大塚駅南北広場で盛大に開催され、大塚の新駅ビルがオープンしたこともあり初日の悪天候を吹き飛ばす二日目の大盛況で関係者を喜ばせた。
主催はサンモール大塚商店街、大塚駅南口盛和会、大塚商興会、南大塚商店街、大塚北口商栄会、折戸折り商栄会など地元商店会からなる実行委員会(菊池章二委員長=大塚北口商栄会)。豊島区、区商連後援。
初日は朝から台風の影響であいにくの雨模様でオープニングもテントのなか。2時過ぎまで続いた雨で野外の人出もまばらだったものの、駅構内の自由通路に出店した東日本震災の被災地からの物産展の出店は大繁盛だった。
出店は大塚南北商店街の店舗に加え、宮城、福島、岩手の被災県のほか山形、秋田、長野、岐阜、栃木、埼玉など60ブース。二日目は前日とは打って変わった台風一過の晴天でスタート。人出も昨年の一日の約1.5倍で、会場は人で埋もれて各お店は終日大賑わい、ほとんどすべてのお店が夕方前には売り切れ状態になった。「驚くほど売れた」という声まで出るほどだった。
イベントは五周年の初企画として池袋のアニメイトの協力でコスプレパレードが大塚の南北で行われ、文京高校吹奏楽部の先導で天祖神社から大塚駅、また北口商店街で賑々しくパレードを披露して大人気だった。足立区商連会長と菊池実行委員長も赤い還暦祝いのコスプレで参加していた。ほかブラスバンド、阿波踊り、よさこい、東京太鼓、音楽イベント等多数が披露され、大塚の商人のパワーを元気いっぱい発信した。
菊池実行委員長は「池袋、巣鴨に比べると大塚はイベントが少ない。この商人まつりが5回目となりすっかり地元に定着してきたことが今回実感として確認できたことが主催者一同とてもうれしい。今年は大塚駅ビルがオープンしたこともあり予想以上の大盛況で、主催側も、出店側も、そして訪れてくださった地域の皆さまなどすべての方々が満足してくださったことと思います。次回のレベルアップにご期待ください」と話していた。
大塚では南北の商店街と駅ビルが一緒になった大塚南北商店街連合会が結成され、大塚の商店街、街の活性化に向け協力体制を整えている。今回の商人まつりにも駅ビルが協賛会員として協力している。
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