新切手は「ソメイヨシノ」 日本郵便からプレゼント
4月の消費増税で郵便料金が引き上げられるのにともない、新しい普通切手や郵便はがきの販売が3月3日に開始されたが、新52円普通切手のデザインが「ソメイヨシノ」であることから、発売日にあたるこの日、豊島区役所で日本郵便(株)東京支社長・福田聖輝氏から高野之夫豊島区長に同切手が贈呈された。
贈呈を受けた高野区長は「ソメイヨシノは区の大切なブランド。この切手で多くの方に豊島区駒込生まれということを知っていただければ」と語った。
ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの園芸種との交配種といわれ、江戸末期から明治期に、染井(現在の豊島区駒込)の植木屋が吉野桜の名で全国各地に売り出し、のちに染井吉野と名付けたものといわれている。
区では「ソメイヨシノ」を豊島区の大切なブランドとして活用し、地域の方々とともに広く区内外に発信していくソメイヨシノ・プロジェクトを展開している。接木から育てた苗木を区内施設などに植樹し、駒込生まれのソメイヨシノで四季の感じられるまちづくり、さらに、地域による桜開花予想クイズや桜フォトコンテストなどを開催しソメイヨシノ発祥の地のアピールに取り組んでいる。
また、3月6日~8日に開催される「としまものづくりメッセ」で販売されるオリジナルフレーム切手「豊島区のシンボル桜とふくろう」の贈呈式も合わせて行われ、福田氏から、同メッセ実行委員長の脇龍太郎氏に切手が贈呈された。
「としまものづくりメッセ」は、区内の基幹産業である印刷業をはじめ、精密機器、金属製品等の製造業や、独自の技術を持った区内企業などがそれぞれ優れた製品や高い技術を一堂に展示する池袋副都心の見本市。サンシャインシティ展示ホールB(文化会館4階)で開催される。オリジナルフレーム切手は10日より区内の郵便局などでも発売される。
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