ソメイヨシノ発祥の地で 染井櫻開花まつり
ソメイヨシノ桜の発祥地、旧染井村・駒込の染井銀座商店街(駒込3・6・7丁目)で3月21日、日本を代表するソメイヨシノと発祥の地である駒込・染井を世界に向けて発信する「染井櫻開花まつり」が開かれた。今年12回目。主催は染井銀座商店街振興組合。
昼過ぎ、商店街にある染井コミュニティ広場でオープニングセレモニー。染井銀座商店街の大井理事長、高野区長、足立区商連会長、片桐委員長らが次々あいさつ。地元の駒込小学校の児童たちによる「としま未来へ」合唱などが披露され、見守る親御さんらから大きな拍手がわいていた。子供たちの元気いっぱいの歌声はスピーカーを通じて商店街に響きわたりお祭り気分を大いに盛り上げていた。
恒例となった桜の苗木プレゼントが始まると、長蛇の列ができた。この苗木は、平成15年の第1回目の祭り以来、毎年200本ずつを配布しているもので、「これらの桜が育って、将来的には上空から眺めた時、桜色に輝く地域が駒込だとわかるくらいにしたい」という思いが込められている。
商店街中央のサービスセンター前ではソメイヨシノ桜の観光大使や区商連コンシェルジュのお手伝いで、この日解禁の染井ブランドの日本酒「染井櫻」の試飲販売が行われたくさんの人でにぎわった。この「染井櫻」は、同商店街が中心となって企画した地元ブランド酒。甘口・辛口とも評判が良く、毎年お花見用に売れ行き好調。「染井櫻」の酒粕から作った甘酒の無料配布や饅頭、酒粕販売などもあった。
また商店街中ほどの東日本銀行前ではお馴染みの梅后流江戸芸かっぽれや東京よさこい、琉球舞踊の演技も披露され、訪れた人たちもビールや甘酒を片手に、盛んに声援を送り終日大賑わいだった。
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