街のどこもが美術館 池袋西口まちかど回遊美術館開催中
「街のどこもが美術館」をコンセプトにした「第9回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が、池袋西口エリアで28日まで開催され、街歩きをしながら、池袋モンパルナスの作家や現代の若手作家、区内小学校児童などの多彩な作品の展示・ワークショップを楽しむことができると好評となっている。東京芸術劇場、ホテルメトロポリタン1階ロビー、ギャラリーいがらし等、池袋西口エリア45会場。
会場の1つとなっている東京芸術劇場の地下1階ロワー広場では、「回遊DeArt2014」と題した塩澤宏信氏の優しさあふれる陶芸作品が展示され、来る人の目を楽しませている。また、同アトリエウエストでは、17・18日に現代美術家パルコキノシタ氏のWSが行われ、同氏の指導の下、子どもたちがクラフト等を用いて街やかぶりものを制作。19日より展示の手作りした個性豊かなWS作品が空間に華やかさを添えている。
その他、会期中は「Dr.コトー診療所」の作者で知られる山田貴敏氏の原画展や、「峯孝・小熊秀雄小品と会員展」などを開催。池袋西口にある各ギャラリーや企業も参加し、アート空間の創出に一役を担っており、街中で芸術作品が楽しめる期間となっている。
【池袋モンパルナス】1930年代から40年代にかけて、池袋西口周辺にはいくつものアトリエ村(アトリエ付住宅群)があり、多くの芸術家とその志望者たちが活動していた。その雰囲気は詩人で画家の小熊秀雄により「池袋モンパルナス」と呼ばれるようになった。
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