東商会頭、豊島区初視察 巣鴨地蔵通り、新庁舎など
東京商工会議所の三村明夫会頭が5月13日、鈴木正美東商豊島支部会長らの案内で巣鴨地蔵通り、東池袋の木密地区、建設のすすむ新庁舎など視察した。
城北ブロック(文京、北、荒川、板橋、豊島)の各支部会長と、地域振興への取り組みや自治体、他地域との連携について意見交換に先立って、鈴木会長の強い要望で豊島区視察が実現したもので、懇談会には、宮村眞平副会頭(三井金属鉱業相談役)、石井卓爾副会頭(三和電気工業社長)らが出席した。
巣鴨地蔵通り商店街では菓子・飲食店や服飾屋を訪問、バリアフリー化に取り組む店内舗装の様子なども見学した。後継者不足などに悩む商店街が多い中、様々な工夫を積極的に凝らし全国区の知名度を誇る同商店街の取り組みについて木﨑茂雄地蔵通り理事長から説明を受けた。
その後、全国初の庁舎一体型高層マンションとして建設が進む豊島区新庁舎の開発事業をはじめ、同区の街づくりの取り組みについて豊島区の渡邊浩司副区長らから説明を受けたほか、東池袋木造密集地域の視察も行った。
視察後の懇談会で三村会頭は、3月以降3回にわたり実施した支部訪問を振り返りながら、「東京は若者が自然と集まる場所。各地域を訪問すると、人口減少など地域活性化を阻む要因が多い地方都市の様子とは大きく異なる印象を受けた。人が集まるメリットを最大限に生かし、元気な支部を作っていってほしい」と呼びかけた。
各支部会長からもそれぞれの取り組みについて報告がされ、鈴木豊島支部会長は「区の木密対策について2020年東京大会までに不燃領域率を70%までに引き上げるべく、今後も行政と連携し取り組んでいきたい」と述べた。
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