大賞は3年連続「しん」
東京よさこい“乱舞”圧巻
ふくろ祭り大盛況でフィナーレ
今年の東京よさこい大賞は「しん」（東京都）が3年連続で受賞、池袋の街は全国から集まったよさこいの踊り手で熱く燃えた――。豊島区最大の区民イベント「ふくろ祭り」の後半が11日、12日、池袋駅西口を中心に開催され、とくに、いまでは全国から注目されるようになった東京よさこいは12日の表彰式終了まで踊り手・観衆一緒になって大いに盛り上がった。主催は池袋西口の商店会等が中心になっているふくろ祭り協議会（岩田甚一会長、加藤竹司会長代行、谷口嘉章実行委員長）。
11日は「踊りの祭典」をテーマにふくろ祭りではすっかりお馴染みのフラダンス、櫻川流江戸芸かっぽれ（目白道場など）、池袋やっさパレード（豊島区民踊連盟など）、佐渡おけさ（東京相川会、若波会）、沖縄エイサー（クイチャーパラダイス）、東京よさこい前夜祭などの踊り、千葉真一さんや杏しのぶさん、西口のおりんさんらが出演の歌謡ショーで終日盛り上がった。
12日はふくろ祭り後半のメイン「東京よさこいコンテスト」。今年は第15回目の記念大会となり、北は北海道から、南はよさこい本場の高知県まで計110チーム、約6000人が参加。池袋駅西口周辺の5会場と目白駅前、大塚駅前、巣鴨駅前の区内8会場で競演が繰り広げられた。今回は記念大会ということで、これまでコンテストで6回優勝した山梨県の「甲斐◇風林火山」も2年ぶりに殿堂入りチームとして参加して花を添えた。
コンテストの表彰式は午後6時30分から池袋西口駅前のアゼリア通りの特設会場で行われ、大賞（都知事賞）の「しん」など44チームに各賞が贈られて池袋西口一帯はお祭りムード最高潮。お馴染み加藤会長代行の掛け声を合図に、集まった数千人に踊り手たちで「どっこいしょ」の総乱舞。来年の再会を誓って元気いっぱいの踊りを披露した。
今回は15回記念大会ということもあって、水島副区長、渡辺副区長ら審査にあたった関係者、また15年連続出場の「朝霞翔舞」「音鳴会」桜華」「新松戸雅ノ會」の4チームに表彰状が贈られた。
さらに、ふくろ祭りのもう一つの魅力が、池袋西口公園で同時開催された「豊島区友好都市観光物産展」。豊島区の交流都市が観光PRや自慢の特産品を販売し、祭りの盛り上げに一役買った。今年は過去最多、北は岩手県一関市、南は愛媛県内子町など28都市が出店。特産品を求めるお客さんで大いに賑わいだった。
第15回東京よさこい各賞は次の通り。
大賞・ふくろ祭り協議会賞・東京都知事賞＝「しん」
準大賞＝「燦」（宮城県知事賞）、「kagura」（高知県知事賞）、「疾風乱舞」（豊島区議会議長賞）、「Reika」（豊島区長賞）
金賞＝「クロザワグループ」 （池袋西口商店街連合会賞）、「東京よさこいななまる隊」（豊島法人会賞）、「音ら韻」（豊島区観光協会賞）、「なるたか」（豊島区商店街連合会賞）、「ダンスパフォーマンス集団迫」（東商豊島支部賞）
豊島未来賞＝「東京農業大学よさこいソーラン同好会・百笑」（毎日新聞社賞）、「龍星一起」（日立プラントテクノロジー賞）、「千葉工業大学よさこいソーラン風神」（立教賞）
特別賞＝「RHK熱波」（寄居町長賞）、「輝楽楽」（湯河原町長賞）、「朝霞翔舞」（東松山市長賞）、「TEAM白獅子」（那珂川町長賞）、「☆流星」（湯沢町長賞）、「遊め組」（内子町長賞）、「粋」（飯能市長賞）、西伊興龍巳組」（村山市長賞）、「よさこい飯能乱舞」（小江戸川越観光協会賞）、「トウキョウ・ファントム・オーケストラ」（遊佐町長賞）、「タケコ」（秩父市長賞）、「実践女子大学・短期大学よさこいソーラン部ウイング」（魚沼市長賞）、「パワフル」（スローライフ小千谷賞）、「江戸の華」（箕輪町長賞）、「東京農業大学よさこいソーラン部大里天」（高知市長賞）、「鳴子光丘」（ゼファー池袋まちづくり賞）
企業賞＝東京よさこい池袋ビィーナス」（エースコック賞）、音鳴会」（東急ハンズ賞）、「徳経よさこい紅踊輝」（東武ホープセンター賞）、「学芸大学商店街あきんどくらぶ」（ビックカメラ賞）、早稲田大学・踊り侍」（東武百貨店賞）
敢闘賞＝「よさこいときめき」「狭山よさこい紗恋乱」「おどりんちゅ」「祭・ワイワイよこはま」「天邪志府中魁星」
ちびっこ賞＝「好舞衣流」「舞まいキッズ」「仰高よさこい」「けやきッズ」（豊島区教育長賞）、「池袋小学校」（ちびっこ大賞）
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