反社会的勢力追放を確認 地域安全運動豊島区民大会
豊島区、巣鴨・目白・池袋警察署、巣鴨・目白・池袋防犯協会、豊島区町会連合会が主催する「第23回 地域安全運動豊島区民大会」が10月6日午後2時から東池袋の豊島公会堂で開催された。
大会は、身近な犯罪を防ぐことを目的とする「全国地域安全運動実施期間」(10月11日から20日まで)にあわせ、安全安心なまちづくりのため、地域に密着した実効の挙がる地域安全運動その他各種防犯対策を地域住民と一丸となり推進することを目的としている。
豊島区では、地域住民を中心とした環境浄化パトロールなど、誰もが安心して歩けるまちづくりに向けた取り組みが継続して行われている。このような地域ぐるみの取組みにより、区内の犯罪認知件数は年々減少傾向にあり、今年もその傾向は続いている。しかしながら、今年6月に池袋駅西口で発生した危険ドラッグが原因とされる死傷事故の発生など、予断を許さない状況でもある。この事件を受け、7月には地域各種団体や区民など1000人が参加した「違法ドラッグ・脱法ドラッグ撲滅!豊島区民の集い」を開催。区民とともに、危険ドラッグ撲滅を訴えた。9月には指定薬物等を販売した店舗に対し、賃貸契約を解除できる条項を契約締結時に盛り込むことを不動産業界に求める「(仮称)豊島区危険ドラッグ排除条例(案)」の概要がまとまり、第4回区議会定例会で提案することを目指している。
また、今回の区民大会では、池袋組織犯罪根絶協会会長の菅澤省吾氏が、「豊島区祭礼等の行事における暴力団等の反社会的勢力排除に係る基本原則」及び「豊島区祭り見物五則」を発表し、反社会的勢力と「交際しない」「おそれない」「資金を提供しない」「利用しない」ことを基本とした同勢力を追放する取組みへの更なる協力を呼び掛けた。
式典で高野之夫豊島区長は「セーフコミュニティ認証都市として、地域の皆さんと共に安全・安心なまちをつくっていきたい」と語り、会場に集まった参加者約800人は、これからも一致団結して安全・安心への取組みを進めていくことを確認した。
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