豊島のマンガ文化が切手に ものづくりメッセで先行販売
日本郵便株式会社東京支社は、3月5日から7日にかけて開催される「第8回としまものづくりメッセ」で、オリジナルフレーム切手「マンガの聖地 豊島区~トキワ荘から紫雲荘、そして世界へ~」を先行販売する。
切手の図柄は、紫雲荘やトキワ荘ゆかりの地をモチーフにしたイラスト10種。紫雲荘とは、トキワ荘だけでは手狭になった赤塚不二夫が、仕事部屋として借りた隣のアパート。今も現存するこのアパートで活動している「東京シャッターガール」作者のマンガ家・桐木憲一さんが、トキワ荘や紫雲荘をモチーフにしたイラスト6種を描き、「紫雲荘活用プロジェクト」の第1期入居者の枝作さんと福田健太郎さん、第2期入居者の姫野裕忠さんと梶川岳さんがそれぞれ1種ずつ描いた。「紫雲荘活用プロジェクト」とは、紫雲荘を活用してマンガ家を目指す若者を街ぐるみで応援し、家賃の補助などをしているもの。桐木さんは、先輩マンガ家として、彼らのサポートにも協力している。また、最近では、マンガ家をめざす若者たちに活用してと、区内製紙工場からの用紙提供などもあり、地域ぐるみで応援の輪が広がりつつある。
豊島区におけるオリジナルフレーム切手の制作は5回目。今回、「マンガの聖地 豊島区」をテーマに制作するにあたり、マンガ家をめざす若者たちに活躍の場を、ということで「紫雲荘活用プロジェクト」入居者にもデザインを依頼した。トキワ荘ゆかりのラーメン店をモチーフに切手をデザインした梶川岳さんは、「すぐにラーメン店だと分かるような分かりやすい画にしました。将来有名なマンガ家になったら『切手のデザインをしたこともあります』と言いたいです」と話した。
【販売開始日】3月9日(月曜日)から(ものづくりメッセ会場では3月5日から7日まで販売)
【販売場所】豊島区内の郵便局、東京中央局、日本橋南局、西新橋局(37局)
【価格】1シート 1,230円(消費税込み)
【シート構成】1シート 82円切手×10枚
【販 売 数 量】1,000部(予定)
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