区とアマチュア無線協 災害時の情報収集で協定
豊島区は3月16日、豊島区アマチュア無線協議会(平野幸男代表、会員数25人)と、大規模災害時等における情報収集等の協力に関する協定を締結した。
災害時には、被害状況を把握、伝達し、的確な応急対策を実施するとともに、被災住民等に対しての適切な広報活動が必要である。迅速な情報収集や伝達により、パニックを防止し、社会的混乱を最小限に留めるために、非常時対応としてアマチュア無線家にも協力を依頼する。今回の協定締結は、災害時にアマチュア無線を活用したいという区の意向と、災害時にはボランティアとして協力したいというアマチュア無線家の思いが一致し実現した。
区では5月にオープンする新庁舎の災害対策センター内にアマチュア無線局を開設する予定で、今後、大規模災害発生時等には、必要に応じて、区が情報の収集、報告及び伝達の協力を要請する。さらに、円滑な災害情報通信活動に向け、平常時には区が行う通信訓練等にも協力する。同会事務局長の中川眞之介〔コールサイン:JA1GDM〕氏は「せっかく国が認めている電波を活用しないのはもったいない」と語った。
協定締結にあたり、高野之夫豊島区長は「非常時には、新庁舎の災害対策センターで、皆さんのお力をお貸しいただきたい」と連携への期待を述べた。
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