池袋の再開発 飛躍的に進む
「都市再生緊急整備地域」決定
池袋の街づくり関係者が永年待ち待った池袋駅周辺地域を都市再生特別措置法に基づく「都市再生緊急整備地域」及び「特定都市再生緊急整備地域」に指定する政令が7月21日に閣議決定され、24日に公布、施行された。豊島区が今年5月に東京都が内閣府に新規指定の申入れを行っていた。この指定をうけたことにより、建蔽率の緩和や、税制優遇など期待され、遅れていた池袋の再開発が飛躍的に進むことになる。
「都市再生緊急整備地域」は都市再生の拠点として、都市開発事業等を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域で、「特定都市再生緊急整備地域」は、「都市再生緊急整備地域」のうち、特に都市の国際競争力の強化を図る上で有効な地域。
「池袋駅周辺地域」は143ヘクタールすべてが「特定都市再生緊急整備地域」に指定された。都内では、「東京都心・臨海地域」「新宿駅周辺地域」「渋谷駅周辺地域」「品川駅・田町駅周辺地域」についで5地域目。豊島区の地域特性を反映し、これまでの地域指定では例のない木密地域も含まれている。
今回の指定を受け、7月27日に、有識者や地域関係事業者・団体等で構成する「池袋駅周辺地域再生委員会」を設置し、国際競争力に資するまちづくりや都市基盤についてのまちづくりガイドライン、基盤整備方針が検討された。
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