被災者支援に昼食会 としま地域交流のつどい
区内在住の東日本大震災被災者を中心に招待した昼食懇談会「としま地域交流のつどい」が8月10日、勤労福祉会館6階大会議室で開催され、参加者は心をこめた料理を味わいつつ、同郷の方々との歓談を楽しんでいた。今回で6回目。
主催の豊島区民社会福祉協議会は、東日本大震災被災者の心のケアの場として、自由な交流やお茶が楽しめる巣鴨さろん「カモノス」(巣鴨3-19-4 SKビル1階)を運営している。 「としま地域交流のつどい」も被災者支援の一環であり、公益社団法人全日本司厨士協会東京地方本部からの申し出を受け、平成23年7月から実施している。
当日は昼食会の前に岩手県・宮城県・福島県の避難者支援課職員らによる相談会が開催された。会場にはブースが設けられ、日頃抱えている悩み等を気軽に相談できる場となった。
その後の食事会には、福島県・岩手県・宮城県・茨城県から避難してきている被災者46名が参加。会場には豊島区内のホテルや、近隣のホテルのシェフが腕をふるって作った22種類の料理が華やかに並んだ。今年はメイン料理に国産牛のローストビーフが登場したほか、アジアン料理なども充実しバラエティに富んだ品揃えとなった。会場を訪れた女性は「毎年楽しみにしています。子どもたちも喜んでいます。」と話した。
また、今回はサプライズで全日本司厨士協会会長 宇都宮久俊氏、同協会東京地方本部会長 大矢弘榮氏、同協会城北地区本部長 井田仲弘氏の3名に豊島区民社会福祉協議会より感謝状と記念品が贈呈された。3名が感謝状を受け取ると、会場はあたたかな拍手につつまれた。
また食事会では恒例の氷彫刻の実演も行われた。大きな氷の塊からみるみるうちに鷲の姿が現れ、訪れた人々を大いに沸かせた。製作にあたったサンシャインシティプリンスホテル料理長山内欣一氏は、「子どもたちに大きく羽ばたいて欲しいという願いを込めました」と。
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