2015年9月

第3090号 2015年9月02日号


リノベーションスクール
 物件あげてプレゼン


 豊島区は、遊休不動産(空き家物件)を活用し都市再生手法を実践して学ぶ「まちづくりのための短期集中スクール『リノベーションスクール@豊島区』」を9月4日から6日にかけて、豊島区役所旧本庁舎を主会場に開催する。今年3月に引き続いて開催するもので、都内でリノベーションスクールを開催しているのは豊島区だけ。

 今回開催するリノベーションスクールは「事業計画コース」。物件オーナーから提供された区内に実際にある空き物件を対象に、国内の先駆的なリノベーション事業者であるユニットマスター(講師)と、全国から集まる受講生が一丸となって、具体的なリノベーションの事業プランを3 日間かけて作成する。最終日となる6日には、物件オーナーに向けて公開プレゼンテーションを行い、その場で各講師陣が事業化に向けてアドバイスを行う。  物件単体のみならず、その物件のあるエリアの価値を上げ、地域を生まれ変わらせエリアの再生を目指す提案が出来るか否かが鍵となる。前回開催時にも4件の事業プランが提案され、現在、2件が事業化に着手している。

 対象となる空き物件4件は、初日の4日に発表され、受講生32名がグループに分れ、対象物件を実際に見学し、3日間のグループでの議論(ユニットワーク)を経て事業プランを作り上げる。

 今回の会場は、取り壊し前の豊島区役所旧本庁舎。公開プレゼンテーションは旧議場で、ユニットワークは旧委員会室など公共空間を活用した形で開催。受講生対象の講義「ライブアクト」は一般公開(有料講座は要事前申込)で行われ、先駆的なリノベーション事業者たちが登壇。国内の先進事例を一挙に知るチャンスにもなっている。また不動産オーナー向け特別講義(無料)も開催される。

 さらに、最終日の午後5時から中池袋公園(東池袋1-16-1)で誰でも参加できるクロージングパーティーを開催。様々なジャンルのキッチンカーが集結(各自清算)。受講生でなくても楽しめる内容となっている。

 区担当者は「豊島区は23区で一番の空き家率。空き家を蘇らせ、まちを変えていく魅力的な事業プランが生まれることを期待している」と語っている。

 お問合せ等は、区住宅課マンショングループ(3981-1385)まで。


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