マンガと、アニメと、音楽と エチカ池袋ギャラリー
パネル展示「としま発 マンガと!アニメと!音楽と!」がエチカ池袋ギャラリー(東京メトロ副都心線池袋駅構内)で、9月17日まで開催されている。主催は公益財団法人としま未来文化財団。
椎名町(現・南長崎)にかつてあった「トキワ荘」では、手塚治虫を始め、マンガ界を代表する巨匠たちが若い日々を過ごし、巣立っていった。また近年、マンガ・アニメなどサブカルチャーの拠点が池袋を中心に次々と誕生している。その豊島区で、マンガ・アニメをオーケストラで楽しむ公演が9月22日23日に予定されている。今回の展示は公演に先立ち、音楽という視点から、手塚治虫の世界や「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」を紹介するもの。
<「手塚治虫にまつわる音楽のはなし」>
手塚治虫はクラシック音楽に造詣が深いことが知られており、音楽をテーマにした作品も多い。ここでは「鉄腕アトムの」作曲家、髙井達雄さんへのインタービューと共に、自筆楽譜や懐かしいソノシートなどの貴重な資料を展示している。今回のコンサートで演奏される「ある街角の物語」は、手塚治虫がセリフのない映像と音楽だけのアニメーションとして自主製作した作品だが、手塚自らもピアノを弾き作曲家と共に半年をかけて曲を作り上げたという。手塚の音楽へのこだわりが感じられるエピソードが興味深い。
<「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」>
大ヒットアニメ「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」の音楽をオーケストラで鑑賞できるコンサートが全国で開催され、人気を博した。今回のコンサートが最終公演となる。今までの公演の様子と共に、貴重な楽譜やポスターなどを展示している。
担当者は「展示を通じて、作品の世界観を豊かに表現する音楽の力を感じていただきたい」と話している。
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