地域の力で「安全安心」 地域安全運動豊島区民大会
地域の力で「安全・安心なまち」を目指して!「第24回 地域安全運動豊島区民大会」が10月8日午後2時より、豊島公会堂(東池袋1)で開催された。主催は豊島区、目白・池袋・巣鴨警察署、目白・池袋・巣鴨防犯協会、豊島区町会連合会。東京防犯協会連合会、暴力団追放運動推進都民センター、東京都薬物乱用防止推進豊島地区協議会、豊島区保護司会、池袋組織犯罪根絶協会が後援。
第一部の式典と第二部のアトラクションの二部構成。会場には多くの来場者が訪れ、ほぼ満席。式典で高野之夫豊島区長は「地域の安全があってはじめて良いまちができる。今月に入り、南長崎花咲公園と池袋本町で猫が虐待される痛ましい事件が起きている。地域を不安に陥れ、小動物の命を奪う許せない行為だ。このような非人道的な事件が今後起きないよう、警察や地域の皆様と協力して防ぎたい」と語った。第二部のアトラクションでは東京音楽大学演奏部による演奏と、振り込め詐欺の注意を呼びかけるコントが披露された。
この区民大会は地域安全運動や防犯対策を地域住民と連携して推進することを目的として、身近な犯罪を防ぐことを目指す「全国地域安全運動」の実施期間(10月11日から20日まで)にあわせて毎年実施されている。
豊島区では地域住民が主体となり、「環境浄化パトロール」などの活動が継続的に行われている。「環境浄化パトロール」は、日本有数の繁華街を抱える池袋駅周辺の見回りを10年以上行っている。平成24年には東京で初のセーフコミュニティ国際認証を取得。今年4月からは悪質な客引きに対しての指導等を強化するため、「豊島区繁華街警備隊」も新たにパトロールを開始した。
こうした取組みにより、平成26年度の区内の犯罪認知件数は約6100件と、統計を取り始めた平成16年より10年間で約4600件減少した。しかしながら今年8月には池袋駅東口で車が暴走し、5人が死傷する事件が発生。全国的にも子どもを狙った犯罪や、窃盗、強盗、振り込め詐欺などの事案が依然発生している。こうした状況を踏まえ、地域住民をはじめ各関係機関やボランティア団体がより緊密に連携し、「安心・安全まちづくり」を進めることが求められている。
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