歴史のある街にはいいお店がある
大塚三業の賑わい復活へ
歴史のある街にはいいお店がある――かつて数百人の芸者さんがいて花街、三業地として賑わった輝かしい歴史のある大塚の街から元気を発信する新しい商業イベント「大塚三業祭り」が10月15日夜、大塚南口の大塚三業通りで開催された。主催は地元の大塚三業通り商店街（田内川明会長＝大塚三業組合組合長）で、大塚南北商店街連合会、南大塚ネットワークが協力。
この日は三業通りにある28の飲食店などが各店それぞれお料理、飲み物など無料提供するお得なサービスを用意して、当日に配布されたサービスチケット持参の来街者におもてなしするというものだが、配布開始の6時にはチケットを求める長い列ができて関係者を喜ばせた。
商店街中ほどの上州屋前で催されたオープニングセレモニーには近隣の町会、商店会、行政などからたくさんの来賓が出席。主催者あいさつに立った田内川三業通り商店会長は開催までの経緯や関係者に謝意を表すとともに、大塚三業の活気復活への思いを語り、「歴史のある街にはいいお店がたくさんあります。今日は、宝探しのようにお店を探して大塚の夜を楽しんでください」、水島副区長、菊池章二南北商店街連合会長（大塚北口商栄会会長）、林洋大塚サンモール商店街理事長らが大塚三業の復活に期待してお祝いのあいさつ。引き続き、会場では芸者さんによるおどりの披露があり、往時の賑わいが偲ばれる場面も。芸者さんはこのあと夜遅くまでイベント参加店に出向きお客様サービスに回った。
またこの日は「チケットなしでもいいですよー」というお店の参加が相次ぎ地域一体でのおもてなし体制ができあがり、お客様もお店も満足いく成果となったようで、今後の展開が楽しみな地域イベントだった。
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