新成人の門出祝う
としま音楽成人式
区内新成人3分の1は外国人
「2016としま『成人の日のつどい』」が1月11日、池袋西口の東京芸術劇場で開催された。
豊島区の新成人は平成7年4月2日から平成8年4月1日生まれの2,672人(日本人：男性907人 女性894人、外国人:男性498人 女性373人)で、この日、参加した新成人は911人(男性471人、女性440人)。豊島区では、平成3年より、オーケストラや合唱団などの演奏を行う“音楽成人式”で新成人の門出を祝っている。
第一部の式典では、昨年の新庁舎オープンや区の目指す「国際アート・カルチャー都市構想」を紹介する映像「豊島新時代へ」が上映された。その後、高野之夫豊島区長が「夢と希望に満ち溢れた、前途洋々たる新成人の皆さん、本日は誠におめでとうございます。成人としての責任と自覚を持ち、困難にも果敢にチャレンジしていくそんなたくましい人間に成長していただくことを切に願っております」と述べ、新成人へ応援のメッセージを送った。
その後、新成人代表2名による「誓いの言葉」が読み上げられた。20年間池袋に住んでいる梅田亜実さんは、「感謝の気持ちを忘れず、成人としての決意を持ち、強く優しく、たくましく生きていきます」と決意を読み上げた。豊島区出身で、東日本大震災直後の福島県で野球に打ち込む高校時代を過ごした廣瀬和光さんは「豊島区の発展やこれからの社会を担う一員として貢献できるよう、自覚や責任を持った大人になります」と誓いの言葉を締めくくった。
第二部では、豊島区管弦楽団の演奏とジュニア・アーツ・アカデミー(音楽コース)の合唱等が行われた。本コースは、区内在住・在学の小学生を対象に、音楽を中心とした様々な芸術に出会い、体験しながら自己表現の方法を学ぶプログラム。本コースの卒業生で、今年ちょうど成人を迎えた大澤和音さんが歌唱を披露した。ドラマ「坂の上の雲」の「スタンド・アローン」を見事歌い終えた大澤さんは｢歌い終えてほっとしました。20歳の良い記念になったと思います。ジュニア・アーツ・アカデミーには小学3年生の時に入り、現在はミュージカル女優を目指し音楽大学で学んでいます。」と話した。
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