2016年3月

第3115号 2016年3月30日号


“ながら見守り”活動
 しんきん協、郵便局と協定


 「豊島区ながら見守り活動に関する協定書」締結~豊島区しんきん協議会、豊島郵便局職員が地域を“ながら見守り”~。3月24日、豊島区は、区内信用金庫で組織する豊島区しんきん協議会(会長=田村和久巣鴨信用金庫理事長)、豊島郵便局と「豊島区ながら見守り活動に関する協定書」を締結した。

 “ながら見守り”とは、仕事をしながら行なう防犯活動。高齢化や核家族の増加などで地域による見守り活動の低下が懸念される中、地域に密着した事業者の職員に、住民が防犯上不安を感じている場所を走行してもらったり、「ちょっと変だな」と異常を感じた時に無理のない範囲で声を掛けたり、時には関係機関への連絡など、日頃の業務の中で見守り活動を行ってもらい、安全・安心な地域づくりをめざす。

 協定では、区は、豊島区しんきん協議会、豊島郵便局に対し不審者の徘徊情報や人通りの少ない場所、交通事故発生地点などを情報提供し、両事業者は、業務に支障のない範囲で見守り要望箇所の確認や徘徊高齢者、迷子等の発見時の初期的対応の実施などを行うこととしている。

 締結式で、高野之夫豊島区長は「まちづくりの基本は安全・安心。お互いに連携して見守り活動をすることは、犯罪の防止につながり、区民にとっても大変心強い」と話した。


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