2017年10月

第3184号 2017年10月04日号


8日は東京よさこい
 7日から第50回ふくろ祭り後半


 「池袋保健所の移転計画」について申し上げます。

 ハレザ池袋の新ホールと新区民センターは2019年秋に、翌年の2020年夏にはオフィスと商業施設がオープンいたします。このエリアは、8つの劇場をはじめ、国際アート・カルチャーの拠点として、年間1,000万人もの来街者が予想される、賑わいの一大拠点となります。現在においても、隣のアニメイト本店には、1日に約1万人、休日になりますと、若い女性を中心に2万人を超える来街者が訪れます。

 一方で、池袋保健所には、現在、1日200人から300人の方が来所されます。施設の性格上、ベビーカーや車いすを利用される方の割合が多くなっており、また道路に来所者の自転車などがあふれている状況ですので、混雑する賑わいエリアの中で、来所される方々の安全・安心を確保していくことが重要な課題であると、認識をしているところであります。

 また、新ホール・新区民センターとアニメイトに挟まれた、このような場所に保健所を置き続けることは、街づくりの観点、賑わいの連続性創出という点から、また、保健所を利用する皆様にとっても、大変不便をおかけすることになり、安全・安心のためにも、決して好ましいのものではないと思われます。

 このようなことから、池袋保健所の移転可能性について、検討してまいりましたが、その考え方について、申し上げたいと存じます。

 それは、現在本庁舎の目の前の「南池袋二丁目C地区」で再開発の計画が進められておりますが、そこで計画されている建物の一角に池袋保健所を移転するというものであります。

 しかしながら、C地区の再開発事業の竣工は少し先のこととなります。そこで、池袋保健所を、いったん造幣局跡地の市街地南側部分の土地に仮移転し、C地区の再開発完成後に、再開発ビルに本移転するという考え方でございます。

 仮移転の敷地は、区が地元のまちづくり協議会とともに、造幣局南地区再開発を計画している区域の一部でありますので、この再開発の検討をしている間、暫定的に活用したいと考えております。

 今後、医師会や歯科医師会をはじめとする関係団体や地域の皆様に対し、丁寧な説明を行うとともに、造幣局跡地の市街地南部分を取得するUR都市機構、さらには南池袋二丁目C地区の再開発準備組合とも、池袋保健所移転実現に向けた協議を精力的に行ってまいりますが、ハレザ池袋の開設時には、池袋保健所の移転ができないかと考えておりますので、次回の定例会までには成案を取りまとめ、区議会に説明してまいりたいと考えております。

 次に、特別養護老人ホーム等の整備について申し上げます。

 池袋本町に移転整備を進めている「養浩荘」につきましては、8月26日に地鎮祭を終え、いよいよ本格的に建築工事が始まりました。

 また、同じ8月26日には、区内3か所目の介護老人保健施設となる「南池袋アバンセ」の竣工祝賀会も開催され、今月からオープンいたしました。区内の老健総定員はこれまでの206名から356名へと拡大し、区民の在宅生活の推進に大きく貢献できるものと期待しております。

 一方、新たな特別養護老人ホームの区内整備を推進するため、今年度予算に調査経費を計上し、様々な検討をしてまいりましたが、現在、西巣鴨地域での整備について、案をまとめているところであります。これから様々な関係者との協議・調整を行う必要もございますので、できるだけ早期に諸課題を整理したうえで、この件も次回の定例会までには成案を取りまとめ、区議会にもご説明してまいりたいと考えております。


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