2018年9月

第3224号 2018年9月05日号


空中に浮く「池袋大仏」
 南池袋・仙行寺本堂ビル竣工


 空中浮揚する総ヒノキ造りの大仏が池袋に誕生したと話題になっている南池袋・仙行寺の「池袋大仏」。8月25日から一般公開されて賑わっているが、23日に仙行寺本堂ビル竣工にあわせて池袋大仏のお披露目が朝比奈文遂仙行寺住職、高野豊島区長、建築に携わった日本を代表する建築家の原田真宏、大佛師の渡邊勢山、左官の久住有生の各氏が出席して行われ、多くの報道関係者が詰めかけた。お披露目は朝比奈住職を進行役に5氏によるトーク形式ですすめられた。

 池袋大仏と名付けられたこの大仏は、池袋駅の近くにある仙行寺が、本堂を建て替えるのに合わせて新たに造られたもので、高さおよそ4.6メートル、重さおよそ1.5トンで、ヒノキで作られている。仙行寺は劇場「シアターグリーン」の運営でもおなじみ。

 池袋大仏は毎日、午前10時から午後5時まで誰でも自由に参拝できる。

建て替え前の仙行寺は1965年にできたものでしたが、2011年の東日本大震災で柱が傾きました。このため、53年ぶりに建て替えることになり、8階建ての近代的な鉄筋コンクリートに生まれ変わった。建物の中には大仏だけでなく、およそ5400基が納められる室内型のお墓も設けられた。

 朝比奈住職は「都市部にある寺の役割を考え、モダンに見えるが、土壁、木材、自然の緑などを使い、山寺然とした優しい感じの建物にしました。目指したのは、都市部にある懐かしさを感じられるような憩いの場。日々生活してたまった汚れを、手を合わせてほっとできるような場にしたかった」と話している。

 高野区長は「仙行寺は豊島区の文化の推進役として、これまでも池袋の文化発展に貢献していただいています。この池袋大仏が豊島区・池袋の一つの観光スポットにもなるのでは」と期待を寄せた。


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