2019年2月

第3242号 2019年2月06日号


18日から確定申告スタート
 佐藤幸一豊島税務署長に聞く


 2月18日から平成30年分の確定申告がスタートする。これを前に佐藤幸一豊島税務署長に平成30年分の確定申告について聞いた。

 Q もうすぐ確定申告が始まりますが、確定申告の受付に期間などについて教えてください。
 A 平成30年分の所得税の確定申告書の受付は2月18日(月)から3月15日(金)まで、贈与税の確定申告書の受付は2月1日(金)から3月15日(金)まで、また、個人事業者の消費税の確定申告期限は4月1日(月)までとなっております。

 税務署では、納税者の皆様ご自身で確定申告書を作成していただけるよう、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」やe-TaxなどのICTを利用した申告を推進しています。なお、本年からはe-Taxのご利用がさらに簡単になりましたす。1つ目は、マイナンバーカードを利用することで、e-TaxのIDとパスワードを入力することなく、e-Taxで申告できる「マイナンバーカード方式」が可能となりましたす。2つ目は、税務署職員との対面による本人確認などを経て発行されるIDとパスワードを利用することにより、マイナンバーカードやICカードリーダライタがなくてもe-Taxで申告できる「ID・パスワード方式」が利用できるようになりましたす。3つ目は、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」において、年末調整済の給与所得者の方で、医療費控除や寄附金控除を適用して還付申告をされる方向けに「スマートフォン専用画面」を開設いたしましたす。先ほどの「ID・パスワード方式」と併せて利用いただければ、スマートフォン上で申告書を作成してe-Taxで送信できるということで、手軽にe-Taxを使える環境になりましたす。

 Q 平成30年分の確定申告の留意点を教えてください。
 A 平成29年分の確定申告から、医療費控除の適用を受ける場合は、領収書の提出の代わりに、医療費の領収書に基づいて作成する「医療費控除の明細書」の添付が必要となりましたによることができます。その場合、医療費の領収書については、確定申告期限から55年間自宅等で保管していただく必要がありますので、ご留意願います。なお、平成29年分から平成31年分までの確定申告については、医療費の領収書の添付又は提示によることもできます。

 また、申告書を提出していただく際には、昨年に引き続き、マイナンバーを記載していただくとともに、本人確認書類の提示又は写しの添付が必要となりますのでご留意願います。

 Q 税務署での相談窓口の開設期間について教えてください。
 A 豊島税務署での申告書作成会場の開設期間は、2月18日(月)から3月15日(金)までの平日と、2月24日及び3月3日の各日曜日です。相談は、に、税務署庁舎地下1階の確定申告書作成会場において、午前9時15分から午後5時まで行いますが、行います(申告相談の受付は、午前8時30分から午後4時までとなっていますのでご留意ください。)。ただし、会場が混雑している場合には受付を早めに締め切る場合がありますので、なるべく午後4時までにお越しください。

 また、この時期2月12日(火)から3月15日(金)までは、税務署の駐車場はご利用できませんので、お車でのご来署はご遠慮ください。

 Q 税務署以外での相談窓口について教えてください。
 A 2月12日(火)から3月8日(金)までの平日は、豊島区役所本庁舎5階において、税理士による確定申告書の作成及び提出ができる無料申告相談会が開催されます。

 受付時間は、午前の部が午前9時30分から11時30分まで(相談は10時から)、午後の部が午後1時から午後3時30分までとなっています。会場の混雑等により早めに受付が締め切られる場合がありますので、ご了承ください。

 Q 最後に一言お願いします。
 A 納税については、所得税及び贈与税は3月15日(金)、消費税は4月1日(月)が納期限となっていますので、忘れずに納税していただきますようお願いいたします。

 なお、所得税及び消費税の納税は、振替納税(口座振替)をお勧めしています。振替納税は、「預貯金口座振替依頼書」を所得税及び消費税それぞれの確定申告期限までに提出いただければ、申告された税金がお届けの預貯金口座から振替納付日(所得税は4月22日(月)、消費税は4月24日(水))に自動的に引き落とされる便利で安全な納税方法です。振替納税をまだご利用されていない方は、この機会に是非ご利用をお願いいたします。

 また、本年から「QRコードを利用したコンビニ納付」が始まります。これは、ご自宅等で納付に必要な情報をQRコードとして出力し、コンビニのキオスク端末に読み取らせることで、コンビニレジでの納付ができるものです(納付金額は、30万円以下。対応していないコンビニあり。)。国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」にて出力できますので、ご利用いただければと思います。

 豊島税務署長略歴
 佐藤幸一(さとう こういち)、東京都出身、昭和57年4月東京国税局入局、平成27年7月 東京国税局調査第一部調査審理課課長、平成28年7月市川税務署署長、平成29年7月東京国税局課税第一部国税訟務官室室長平成30年7月豊島税務署長


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