女子栄養大学「松柏軒」 食べきり協力店1号
生ごみの減量、食品ロスの削減を実現するには、すべての方が最後までおいしく食べきることによる食べ残しの削減や、調理段階での仕込みすぎの削減など、飲食店、宿泊施設等の協力が不可欠として豊島区は4月25日、女子栄養大学「松柏軒」を「食べきり協力店」第1号店として登録、4月25日に登録証交付式を行った。
「松柏軒」は、女子栄養大学の駒込キャンパス内に開設されたレストランで、学校教育や地域の会合など、目的に応じた様々なスタイルの料理を提供している。女子栄養大学は、これまでも食材使い切りレシピ等の講義と実演を行う「区民向け講座」の開催、食品ロス削減啓発冊子の監修など、区の食品ロス削減対策に協力。今回の登録では、レストランの入り口のほか、大学内の食堂にポスターやポップを掲示するなど、食べきり活動に協力している。
交付式では、高野区長から女子栄養大学の香川学長へ登録証が手渡された。高野区長は、「食品ロスの削減は区としても大きな課題。そのなかで、『食』の専門大学である女子栄養大学の松柏軒を第1号店として登録できたことは大変喜ばしく、豊島区ブランドの向上、イメージアップにつながる」と登録への感謝を述べた。香川学長は「調理者も食べる側も食への感謝の気持ちを持ち、食べきる習慣をつけることが大切」と話している。
豊島区では、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品ごみの削減という観点から、平成28年度より食品ロス削減対策に取り組み、今年4月からは、食品ロス削減に取り組む飲食店、宿泊施設等を「豊島区食べきり協力店」として登録する取組みを始めている。
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