健康寿命対策の拠点 東池袋にフレイル対策センター開設
豊島区は5月10日、新たに進める健康寿命対策の目玉のひとつとして東池袋に「フレイル対策センター」を開設した。
「フレイル」とは健康と要介護状態の中間の状態をいい、早期に対策をすることにより健康寿命を延ばすことができるといわれている。「フレイル対策センター」には地域のフレイル予防の拠点となることが期待される。
対策センターでは、フレイルチェックなどの健康測定や豊島区オリジナルの「としまる体操」の実施、各種講座の開催などフレイル対策事業に加え、フレイル予防や介護予防、生活習慣病などに関する専門職の相談事業、認知症カフェや認知症介護者の会の開催などの認知症対策事業を行う。
また、高齢者交流の場として、カフェの設置やおとな食堂を実施する。カフェでは、低栄養が気になるかた向けの高たんぱくメニューや口腔機能が気になるかた向けの無理なくかみごたえのあるメニューなど、特色あるメニューを提供する。
おとな食堂では、高齢者の孤食、閉じこもりを抑止するため、週1回水曜日夕方・夜間に食事の提供を行う。今後は、おとな食堂と子ども食堂との連携も実施する。所在地・東池袋2-38-1。開館時間及び休館日・午前9時から午後4時まで休館日:日曜日、国民の祝日、12月29日~1月3日。
「フレイル対策センター」の開設にあたり区の担当者は「フレイル対策をコンセプトに、健康寿命を延ばし、地域に介護予防の拠点が拡がり定着することで、区民と地域がより元気になることを目指したい」と話している。(写真はカフェの様子と、体組成計と連携して分析可能な運動機能分析装置)
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