圧巻の宵御輿大パレード 12・13日は後半「東京よさこい」
120万人の人出ともいわれる豊島区を代表する区民イベント「第52回池袋ふくろ祭り」が開幕。まずは前半、28日は前夜祭とオープニングセレモニー、29日「御輿の祭典」として、池袋西口アゼリア通りと池袋西口駅前広場をメイン会場としてさまざまな催しが華やかに繰り広げられ、池袋を訪れた大勢の来街者を楽しませるとともに池袋の元気を内外に発信した。主催は地元商店会、町会からなるふくろ祭り協議会(岩田甚一会長、加藤竹司会長代行、有山茂明実行委員長)。
とくに今年は池袋西口公園が「野外劇場公園」として大規模リニューアル中のため使えず、アゼリア通りに特設ステージを設置するなど「業者に頼らない都内一の市民イベント」と胸をはる主催者側の苦労もひとしお、幸い二日間とも天候にも恵まれて西口は人で溢れかえり例年にも増して大いに盛り上がった。
28日午後1時、区内各界から大勢の関係者の参加を得てアゼリア通り特設ステージでオープニングセレモニー。岩田会長は「この2週間、皆様のご協力のもとで、素晴らしいお祭りができることに感謝いたします」とあいさつ。高野区長、警察、消防、区商連、東商、観光協会など主要団体の長、友好団体らのあいさつが続き、有山実行委員長が声高らかに開会宣言。
29日二日目は汗ばむ暑さ。圧巻はやはり夜の西口駅前広場での「宵御輿大パレード」で、都会でみられる本物の御輿祭りとしてこのところ人気急上昇。近年ますます注目を集めている外国人による「国際交流神輿」をふくめ、池袋かいわいの町会・同好会の大御輿14基が集結。
岩田会長は「いま豊島区は東アジア文化都市真っ只中、韓国、中国と素晴らしい芸術、文化の交流を行っております。その中心がこの御輿、江戸御輿が芸術、文化、歴史をつくっております。また来年は東京オリンピック。どうか皆様のこの元気を来年へと続けてください。頑張りましょう」と、つづいて高野区長は「いま豊島区、池袋は大きく変わろうとしております。国際文化都市として、まさに世界に発信するチャンス。豊島区86年の歴史に、皆様とともに新しい豊島新時代を築き上げ、素晴らしい文化を作り上げていきましょう」とあいさつ。そのあと、加藤会長代行の合図で各御輿が威勢よく発進した。
駅前舞台前はもちろん、駅前全域の熱気は昨年を上回る迫力。西口は担ぎ手、観客で埋め尽くされた。14基の大御輿、4千人の担ぎ手が宮韻勢納連、竜鳴太鼓の祭囃子にのって、午後5時半過ぎから7時過ぎまで、西口駅前を練り歩き池袋の心意気と元気で大観衆を魅了した。
また二日目とも駅前広場とアゼリア通りステージではさまざまな音楽イベントで大賑わい。今回西口公園が使えず友好都市や地元の商店街青年部「月曜会」のちびっ子縁日、大将会など出店がなくて残念だったが、アゼリア会場にはフードカーがでて大変な賑わいだった。
この御輿の祭典の熱気と興奮は10月12日・13日のふくろ祭り後半「踊りの祭典」「東京よさこい」へとつづく。すっかり東京を代表するよさこいイベントとして定着した「第20回東京よさこい」は全国から120チーム、6,000人踊り手が参加。会場は池袋東西のほか大塚、巣鴨、目白でも。とくによさこいコンテスト本番の13日は熱い。表彰式は午後6時半からアゼリア通り。夜8時ころ圧巻の総踊りでフィナーレとなる。
»» BACK
|